はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

熱い夕暮れ☆2

2007-08-05 15:59:26 | Weblog
案外、日比谷に着いたのは、早かった。
結構ゆっくり身支度して、ガードに行く。
「えっ?来たの?」
と言われて、
「えーまぁ、やんごとなき理由で…」
と答える私。
そして、事情を知ると、大笑いする人たち(笑)。

この出は、会のイベントで、
お揃いのカードに、書きこんで、ひろみちゃんに渡すことになっていました。
自分を革命家に見立てて、サイン帳みたいな項目を埋めて行くのだ。
お手紙は、いつものように、電車の中で書き上げて来たからよいけど、
このカードは…どうしよう?

何がって…
これを書いてる間に、かしちゃんが出て来ちゃったら最悪じゃん?
かと言って、かしちゃんが帰ってから書き始めたら、
かしちゃんの直後にひろみちゃんが出て来た場合…
私は白紙?
…それはどうよ??

とにかく、終演までに頑張るしかない!
と思った割に、
自分の似顔絵を描いた辺りで、
劇場から、お客さんが出て来はじめた。
ダメだ、さっぱり間に合ってないわ!

「ガードに入ります」
の言葉が、こんなに嬉しかったことがあるかしら?
スタンバイに入った方が楽屋口に近くなる。
ガードに入る前に、かしちゃんが出て来ちゃったら、かなり切ないもん。
よかった。

楽屋口を気にしながら、
カードの空欄に何を書くべきか、思案する。
THちゃんが悩んでた時は、
あれ書けば~
これ書けば~
って言いたい事言ってた私だが、自分のって難しいね。
「性格・特技」って何だろ?

楽屋口を睨みながら、ぐるぐると考える。
…と!
あっそうだ。
「食べ物の好き嫌いがないこと」
これだっ!!
どうよ?…って今言っても、もう書いちゃったけど(笑)。

そんな感じで、はらはらあわあわしながら、何とか完成。
さぁ、これで、ゆっくり楽屋口見物が出来るわ♪
と思ってしばし。
細く開いたドアの隙間から、ひょいっと覗いた頭。
そこをすり抜けるように、ドアが開くより先に、出ようとする感じで、ちらりと姿を現した瞬間に、
「あっかしちゃん!」

髪の毛が黒くて、ワンピースも黒かった。
だから、黒い!って印象なんだけれど、動き方がかしちゃんで、
扉から少しだけ姿を覗かせた瞬間のかしちゃんが、ストップモーションで頭の中に焼き付いています。

ここで、ガードが面白い。
月観劇した時は…座ったりしなかったんじゃないかと思うけど?
今回は、一瞬迷った。
迷った間がまた面白くて、
あ、やっぱり座ろう…!
てな感じで、静かに座ったのでした。

私は、
え??あれ?座るの?わぁい♪
って感じ。
なんか…その、ガードが座った、ということが、嬉しいの。

かしちゃんは、そのまま有楽町駅方面に行くんだろうと、私は勝手に思っていました。
だからこそ、
この日のガードの位置が楽屋口に近くて、ラッキー♪って思ったんだけど…
かしちゃんは、歩道まで出て来て、くるっと右に曲がった。
えっ?こっちに来るの??

かしちゃんの黒いワンピースは、膝が出る丈で…
あ、履物までは見てなかった…!
黒い…印象。
印象だけだけど。

裾が広がったスカートの向こう側…
つまり、右手にバッグを提げていた。
おかげで歩くのに、軽く振った時に見えただけで、
カチッとした、しっかりしたかっこよさそうな雰囲気と、
金具か何かが光るのだけが見えました。

かしちゃんは、黒い髪は、肩口に少しかかる長さ、
前髪なさりげなく真ん中くらいでやんわりわけていて、
ややうつむき加減で、スタスタと歩いて行きました。

私とTHちゃんは、かしちゃんだぁ♪って見てるわけですが、
他の会の仲間の反応がまた面白い。

急にしゃがんだから、生徒さんが出て来たのかと思ったのでしょうか、
でも、背が高いけど、スカートのスレンダーなお姉さんが速足で歩いて来たでしょ?
あわあわわたわた、誰?何??何なの?
…(笑)(笑)(笑)

多分、かしちゃんだとわかったのは、
私たちの前を行き過ぎていまった辺りだったんじゃないかしら。

その頃かしちゃんは、
ミズちゃんの会の方達の前に差し掛かりました。
ギャラリーからも声がかかるし、かしちゃんは、
見られてる~と意識が募ってる?
(と私は勝手に思った)

かしちゃんのワンピースには、サッシュがついていました。
ウエストラインで、斜め前のところでチョウチョ結びしてあるの。
このデザインからしたら、こないだのお芝居の制作発表の時のお洋服なのかな?
…と後から思ったけれど、
定かではありません。

で、そのチョウチョ結びの先が、
歩くと風圧で、ぴらんとめくれあがるのが、かしちゃん気になるらしい。
何回も左手で、
えいっ
と押さえにかかるの。

いいじゃん、めくれても?
…だけど、周囲のギャラリーや、ミズちゃんのファンの方達に、ちょっとぺこぺこしながら、
時々、スカートの裾(とサッシュ)を押さえながら、歩いて行くのです。
私は、あまりの微笑ましさに、大喜び。

その私の後ろを、かしちゃんを追いかける集団が駆け抜けて行く足音。
まだあわあわしてる、ガードメンバー。
この空気が、なかなか楽しかった。

ああ、頑張って日比谷に戻ってよかった♪


つづく。