学校に行かなくていい?と聞いた翌日
今度は「学校に行きたくない」と言い出した。
その時点で担任のセンセに連絡し、
いろいろと生徒の話しを聞いてくれて、アドバイスをしてくれるソーシャルワーカーという
学校在中のカウンセラーと親子で会う約束をした。
その日のうちにアポイントが取れ、
王子とよっちゃんと3人で学校へ。
ソーシャルワーカーのMr Lと話す。
事態を軽く見ていたアタシは
時差ボケか、日本シックか、疲れかな、と伝える。
そのアタシの考えが大きく間違っていたのに気付いたのは
そのMr Lの部屋を出て、Mr Lが王子を教室に連れて行こうと声をかけた瞬間。
目に大粒の涙をため、
「お母さん、行かないで。連れて帰って。教室には行きたくない。」
と訴える王子を見た瞬間。
これは何か大変なことが起こっているとその時ようやく気付く。
あまりにも様子がおかしい王子
「彼は大丈夫だから。私が連れて行くから」というMr Lに
『大丈夫ではない。今日は連れて帰る』と言い放ち、
半ば強引に王子を家に連れて帰った。
自宅。
事情を聞く。
王子、話さない。
問い詰めても逆効果だと思い、
「しばらくゆっくりしたら?」というと、ソファで昼寝を始めた。
焦ったアタシは
昨年お世話になっていた日本人の家庭教師のセンセに事情を伝え、
助けを求める電話をした。
夕方、自宅に来てくれることになった。
よくよく考えると、
もっともっと前から
王子はSOSのサインを出していたかもしれない。
…そう気付いたのはほんとについ最近。
あれもそうだ、
これもおかしかった、
そういえばあの時も…
なんで気付かなかったんだろ。
でも、トンネルの中に潜り込んでしまったアタシには
落ち着いてそんなことを思い返す余裕もなかったのだけど。
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