バリボーママのひとりごと♫

福岡発東京経由シカゴ行!ご主人様よっちゃんの仕事の関係でシカゴへ。約7年の駐妻生活を経て帰国、今に至ります☆

ケビンと王子のハナシ

2021年04月21日 | シカゴ 高校
昔、アタシがぴちぴちの女子大生で(笑うな
バイトしてた時代に
耳が聞こえないろうあのお客さんを対応しているとき
少しだけかじった手話を使ってみたら通じたことがあり、
めちゃくちゃうれしかったのを覚えている

そして、そのお客さんもアタシが手話を使ったことに
びっくりしながらも笑顔で喜んでくれた

「通じる」って嬉しいよね
手話じゃなくてもさぁ、エイゴでもニホンゴでも然り

こちらに来てよく
「日本に行ったことがある」「日本語を知っている」というかたちで
話しかけられることがあるのだが、
たいがいは「コンニチィワ~」(こんにちは)とか「イチバァン」(一番)
もしくは「アリガトゥ ゴザイマァス」
この三点セット

でも、うれしいよね。そうやって
相手の言語に興味を持って話しかけてくれるって
あちら様も日本人に自分のニホンゴが通じてうれしい様子だし


で、ここからが王子の体験談
ケビンのハナシ

現地ハイスクールでも
日本や日本の文化に興味のある子や詳しい子がいるのだが
高校生くらいだと「コンニチワ」と「アリガトウ」くらい言えれば
『オレはニホンゴを話せる』と豪語するらしい

そんな彼らによく質問されるのが「リアル・ニホンゴ」
いわゆる教科書ニホンゴではなく、
日本で日常で使っているスラングや言い回しを教えろ~と言われるって
たとえば「さようなら」が『じゃあね~』だったりする、そういうこと。

コロナ前の学校に通ってる頃
ランチタイムが一緒の王子の友人ケビンが王子に
『HelloはコンニチワだろじゃぁHiはニホンゴでなんていうんだ』と聞いてきたんだって
で、王子が教えたのが…
『Chi-ku-wa』
そう、チクワ、ちくわ、竹輪
ちくわって~~~~~~~

嘘教えてどうすんだよ~っって王子に言ったらね…

「だってケビン、いつもオレのこと
『Hey, you smell like soy sause
(「おいお前しょうゆのにおいがするぞ」)
ってからかってくるっちゃもん
だから仕返し~~~

ま、オレも
『お前もマッケンチーズのニオイがするぞ』って言い返すけどね」
…とな
※マッケンチーズ=Mac and cheese アメリカの定番料理

ケビンには
いろいろと使っちゃいけない言葉/Curse wordsとか教えてもらったようですから…
若者の文化交流ってことで

それにしてもさぁ
学校でみんなに「ちくわ~」「ちくわ~」って言って回るケビンを想像したら
ウケる

ケビン、お元気ですか
王子曰く、彼は問題児らしく
リモートでも画面に一切顔も姿も現さないようで…
センセたちからも目を付けられているんだって
そんな子が登校することを選択するわけないやろうけん、
もう王子はケビンには会えんのかもなぁ

こういうちょっとしたやり取りすら
学校でも日常でもできなくなってしまっている今が残念すぎる…

王子、友人誰にも会わない学校に
とりあえず毎日通ってます