Road to our nest ～３～

昨年２００８年ＧＷに
勇んで住宅展示場に行ったところから…

住宅展示場って、
やけにたくさんのハウスメーカーがあるね
目移りするけど
全部回るにはかなりの時間を要します
週末２日来たとしても一月以上はかかるだろうね…

大体めぼしいハウスメーカーを調べて行っていたので
お目当てからスタート

もともと、よっちゃんには
心に決めたハウスメーカーがあったんだけど
アタシにはそんなこだわりは無く、
何となく見るものすべてが良く見えて…すぐ疲れる（笑）

そんな対照的なアタシ達なんだけど
その日運命の出会いをしたのです

とあるハウスメーカーのモデルハウスの前を歩いていたアタシ達家族

『よ、よかったらごらんになりませんか？』

一人の呼び込み（キャバクラかよ笑）
のご婦人がおそるおそる声をかけてきた

いつもなら笑顔であしらう冷たい態度のアタシも（笑）、
そしてよっちゃんも
なんだか物腰の丸さに何となく足を止めた

『え、えっとぉ…窓が特徴的で…とにかく見ていかれませんか？』

なんだか呼び込みの流暢さが全く無い（笑）この女性に
”こだわりの男”よっちゃんが質問する

『窓がどういうふうに違うんですか？』

ご婦人は固まった

『あ、あのぅ…実は今日からこの仕事始めて…
　よく説明できないんです
　よかったら中でお話きいていってもらえれば…
　ちゃんと説明を聞いていただければ
　ゼッタイよさがわかってもらえると思うんです…
　ホント…すみません』

…なんとかわいいんだ

そのご婦人のいじらしさと正直さに何となく
このまま立ち去れない空気を感じたアタシ達は
導かれるまま、中へ…

『どうも、こんにちは～』

中から出てきた営業マンらしき人が言う

見た目さわやか好青年
中に入り、一通り説明を聞くことにした

その工務店の特徴、家の作り、断熱について…

それまでにも家造りについて
かなりの予習をしていたよっちゃんは
あちら様もびっくりするような質問を投げかける
（Ｑ値、Ｃ値とか、断熱材のこととか…
アタシさっぱりわかりましぇーん）

そのしつこさにも丁寧に、かつ的確に答えてくれて
あまり知識のないアタシにはよりわかりやすいように
たくさんの例えを加えて丁寧に説明をしてくれた

話が終わる頃…
アタシはすっかりそのハウスメーカーを気に入ってしまったのだ

そりゃ、いろいろいいことばかりいうから
説明をちゃんと聞けばどのハウスメーカーも良く見えるとお思いだろう

でも、でも、そのときのアタシのキモチは
そんな安いキモチではなかったんです

アタシはいつもの”野生の感（笑）”で
間違いない！と確信に近いキモチを感じたのです　

ここでマイホームを建てれば
アタシ達、シアワセになれるって
シアワセを生む家になるって

のちに呼び込みのご婦人は『Ｋ原さん』
営業マンさんは『Ｙ下さん』だと知りました

つづく