<コメント>
「早く検査を終えたかった・・・」
結局、決められた修理点検を行わず、安全確認をしないまま運航してしまったJAL。残念としか言いようがありません。「安全」を全く無視し続けるJAL。日の丸をしょって飛び続けた日本航空は、いったいどこへ行ってしまったのか・・・
内部リーク大歓迎です。西松新社長はどのようにこの事を捕らえられているのでしょうか?
安全確認がなされないまま、乗客として乗られた方々、本当に脚折れなくて良かったですね。
(読売新聞) - 3月23日21時27分更新
日本航空が、主脚部品の強度に欠陥があるMD―87型機を国から義務付けられている点検期限を超えて運航していた問題を巡り、発覚後に実施した緊急点検で整備士が作業手順を守らず、機体の安全性が確認されないまま運航を再開していたことが23日、明らかになった。
日航は21、22日の2日間で、この機体を計12便に使っていた。国土交通省は同日、この機体の使用中止を命令、不適切な整備が行われていたとして、近く日航を厳重注意処分とする。
国交省によると、日航は整備ミスが発覚した20日、北海道・新千歳空港で、問題の機体の主脚部品に亀裂が発生していないかを調べる緊急点検を実施。作業には専門の資格が必要で、羽田空港に所属する担当整備士(44)が出張して点検を行った。
ところが、亀裂の有無を調べる試験に必要な2種類の薬剤のうち、細かな亀裂を発見しやすくするための薬剤が、配送担当者の手違いで新千歳空港に配送されなかった。
それにもかかわらず、担当整備士は作業手順を無視し、1種類の薬剤だけで試験を実施。亀裂の有無は十分に調べられなかったが、同時に行った別の手法の試験結果と併せ、部品に異常はないと判断。21日午前2時すぎに作業を完了し、「異常なし」と日航の整備部門に報告した。
これを受けて、同機は、同日午前8時45分発の札幌―秋田便から運航に復帰。22日までに札幌―三沢、女満別便などで使用されていた。
この問題は、国交省航空局が23日未明に日航の整備部門幹部を対象に行ったヒアリング調査で判明。日航は同日夕から新千歳空港で、問題のあった機体について、主脚部品の亀裂の有無を調べる再試験を行った。
国交省は作業が適切に行われるか監視するため、現地に検査官を派遣し、再試験に立ち会う異例の措置を取った。国交省によると、再試験の結果、部品には亀裂などの不具合がないことを確認したという。
(毎日新聞) - 3月23日21時0分更新
日本航空のMD87型機が左主脚の点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していた問題で、日航が問題に気づいた後の点検でも社内規定に違反したうえ、「問題ない」と判断して再び運航させていたことが国土交通省の調べで分かった。日航は復帰後2日間、計12回の飛行に使っていた。国交省は23日、この機体を運航停止にし、主脚の亀裂の有無を調べる日航の再検査に異例となる立ち会いの措置を取った。相次ぐ単純ミスに国交省はほかの同種機体15機も確認するよう指示するとともに、新町敏行社長らを口頭で注意した。
国交省によると、この日の再点検の結果、左主脚に亀裂などの問題はなかった。日航は記者会見し「完全に安全を確認しないまま飛んでいた」と謝罪した。
問題があったのは、JA8280機で、20日に左主脚に義務付けられた点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していたことが明らかになった。日航は22日、「問題に気づいて新千歳空港ですぐに点検した。問題はなかったので21日から運航を再開した」と発表した。しかし、国交省が22日夜から日航に対して聞き取り調査を行ったところ、確認点検がマニュアル通りではなかったことが判明した。
確認点検では、特殊な液体を浸透させて表面の小さな傷を浮かび上がらせる「蛍光浸透探傷検査」と、鉄粉に磁気を与えて主脚内部の傷を調べる「磁粉探傷検査」の二つが必要だった。日航によると、20日夜、検査資格を持つ男性整備士(44)を必要な液体などとともに羽田からの最終便で新千歳に派遣したが、蛍光浸透検査に必要な現像液を送り忘れた。整備士は現像液を使わなかったのに、作業終了を証明するカードに押印したという。
この機体は21日午前8時45分に秋田行きとして新千歳空港を離陸し、翌日まで東北・北海道地方の飛行を繰り返し、乗客計604人を運んだ。
整備士と発送担当者の連絡方法に問題があり、整備士はマニュアルを見ながら作業したが、「磁粉検査で主脚内部を調べており、もう一つの検査は現像液がなくても確認できると考えた。早く検査を終えたかった」と話しているという。【長谷川豊】
「早く検査を終えたかった・・・」
結局、決められた修理点検を行わず、安全確認をしないまま運航してしまったJAL。残念としか言いようがありません。「安全」を全く無視し続けるJAL。日の丸をしょって飛び続けた日本航空は、いったいどこへ行ってしまったのか・・・
内部リーク大歓迎です。西松新社長はどのようにこの事を捕らえられているのでしょうか?
安全確認がなされないまま、乗客として乗られた方々、本当に脚折れなくて良かったですね。
(読売新聞) - 3月23日21時27分更新
日本航空が、主脚部品の強度に欠陥があるMD―87型機を国から義務付けられている点検期限を超えて運航していた問題を巡り、発覚後に実施した緊急点検で整備士が作業手順を守らず、機体の安全性が確認されないまま運航を再開していたことが23日、明らかになった。
日航は21、22日の2日間で、この機体を計12便に使っていた。国土交通省は同日、この機体の使用中止を命令、不適切な整備が行われていたとして、近く日航を厳重注意処分とする。
国交省によると、日航は整備ミスが発覚した20日、北海道・新千歳空港で、問題の機体の主脚部品に亀裂が発生していないかを調べる緊急点検を実施。作業には専門の資格が必要で、羽田空港に所属する担当整備士(44)が出張して点検を行った。
ところが、亀裂の有無を調べる試験に必要な2種類の薬剤のうち、細かな亀裂を発見しやすくするための薬剤が、配送担当者の手違いで新千歳空港に配送されなかった。
それにもかかわらず、担当整備士は作業手順を無視し、1種類の薬剤だけで試験を実施。亀裂の有無は十分に調べられなかったが、同時に行った別の手法の試験結果と併せ、部品に異常はないと判断。21日午前2時すぎに作業を完了し、「異常なし」と日航の整備部門に報告した。
これを受けて、同機は、同日午前8時45分発の札幌―秋田便から運航に復帰。22日までに札幌―三沢、女満別便などで使用されていた。
この問題は、国交省航空局が23日未明に日航の整備部門幹部を対象に行ったヒアリング調査で判明。日航は同日夕から新千歳空港で、問題のあった機体について、主脚部品の亀裂の有無を調べる再試験を行った。
国交省は作業が適切に行われるか監視するため、現地に検査官を派遣し、再試験に立ち会う異例の措置を取った。国交省によると、再試験の結果、部品には亀裂などの不具合がないことを確認したという。
(毎日新聞) - 3月23日21時0分更新
日本航空のMD87型機が左主脚の点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していた問題で、日航が問題に気づいた後の点検でも社内規定に違反したうえ、「問題ない」と判断して再び運航させていたことが国土交通省の調べで分かった。日航は復帰後2日間、計12回の飛行に使っていた。国交省は23日、この機体を運航停止にし、主脚の亀裂の有無を調べる日航の再検査に異例となる立ち会いの措置を取った。相次ぐ単純ミスに国交省はほかの同種機体15機も確認するよう指示するとともに、新町敏行社長らを口頭で注意した。
国交省によると、この日の再点検の結果、左主脚に亀裂などの問題はなかった。日航は記者会見し「完全に安全を確認しないまま飛んでいた」と謝罪した。
問題があったのは、JA8280機で、20日に左主脚に義務付けられた点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していたことが明らかになった。日航は22日、「問題に気づいて新千歳空港ですぐに点検した。問題はなかったので21日から運航を再開した」と発表した。しかし、国交省が22日夜から日航に対して聞き取り調査を行ったところ、確認点検がマニュアル通りではなかったことが判明した。
確認点検では、特殊な液体を浸透させて表面の小さな傷を浮かび上がらせる「蛍光浸透探傷検査」と、鉄粉に磁気を与えて主脚内部の傷を調べる「磁粉探傷検査」の二つが必要だった。日航によると、20日夜、検査資格を持つ男性整備士(44)を必要な液体などとともに羽田からの最終便で新千歳に派遣したが、蛍光浸透検査に必要な現像液を送り忘れた。整備士は現像液を使わなかったのに、作業終了を証明するカードに押印したという。
この機体は21日午前8時45分に秋田行きとして新千歳空港を離陸し、翌日まで東北・北海道地方の飛行を繰り返し、乗客計604人を運んだ。
整備士と発送担当者の連絡方法に問題があり、整備士はマニュアルを見ながら作業したが、「磁粉検査で主脚内部を調べており、もう一つの検査は現像液がなくても確認できると考えた。早く検査を終えたかった」と話しているという。【長谷川豊】