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<JAL>安全未確認のまま運航、勝手に判断し飛ばす!

2006-03-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
「早く検査を終えたかった・・・」
結局、決められた修理点検を行わず、安全確認をしないまま運航してしまったJAL。残念としか言いようがありません。「安全」を全く無視し続けるJAL。日の丸をしょって飛び続けた日本航空は、いったいどこへ行ってしまったのか・・・
内部リーク大歓迎です。西松新社長はどのようにこの事を捕らえられているのでしょうか?
安全確認がなされないまま、乗客として乗られた方々、本当に脚折れなくて良かったですね。

(読売新聞) - 3月23日21時27分更新
 日本航空が、主脚部品の強度に欠陥があるMD―87型機を国から義務付けられている点検期限を超えて運航していた問題を巡り、発覚後に実施した緊急点検で整備士が作業手順を守らず、機体の安全性が確認されないまま運航を再開していたことが23日、明らかになった。
 日航は21、22日の2日間で、この機体を計12便に使っていた。国土交通省は同日、この機体の使用中止を命令、不適切な整備が行われていたとして、近く日航を厳重注意処分とする。
 国交省によると、日航は整備ミスが発覚した20日、北海道・新千歳空港で、問題の機体の主脚部品に亀裂が発生していないかを調べる緊急点検を実施。作業には専門の資格が必要で、羽田空港に所属する担当整備士(44)が出張して点検を行った。
 ところが、亀裂の有無を調べる試験に必要な2種類の薬剤のうち、細かな亀裂を発見しやすくするための薬剤が、配送担当者の手違いで新千歳空港に配送されなかった。
 それにもかかわらず、担当整備士は作業手順を無視し、1種類の薬剤だけで試験を実施。亀裂の有無は十分に調べられなかったが、同時に行った別の手法の試験結果と併せ、部品に異常はないと判断。21日午前2時すぎに作業を完了し、「異常なし」と日航の整備部門に報告した。
 これを受けて、同機は、同日午前8時45分発の札幌―秋田便から運航に復帰。22日までに札幌―三沢、女満別便などで使用されていた。
 この問題は、国交省航空局が23日未明に日航の整備部門幹部を対象に行ったヒアリング調査で判明。日航は同日夕から新千歳空港で、問題のあった機体について、主脚部品の亀裂の有無を調べる再試験を行った。
 国交省は作業が適切に行われるか監視するため、現地に検査官を派遣し、再試験に立ち会う異例の措置を取った。国交省によると、再試験の結果、部品には亀裂などの不具合がないことを確認したという。

(毎日新聞) - 3月23日21時0分更新
 日本航空のMD87型機が左主脚の点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していた問題で、日航が問題に気づいた後の点検でも社内規定に違反したうえ、「問題ない」と判断して再び運航させていたことが国土交通省の調べで分かった。日航は復帰後2日間、計12回の飛行に使っていた。国交省は23日、この機体を運航停止にし、主脚の亀裂の有無を調べる日航の再検査に異例となる立ち会いの措置を取った。相次ぐ単純ミスに国交省はほかの同種機体15機も確認するよう指示するとともに、新町敏行社長らを口頭で注意した。
 国交省によると、この日の再点検の結果、左主脚に亀裂などの問題はなかった。日航は記者会見し「完全に安全を確認しないまま飛んでいた」と謝罪した。
 問題があったのは、JA8280機で、20日に左主脚に義務付けられた点検期限を過ぎて41回の飛行を繰り返していたことが明らかになった。日航は22日、「問題に気づいて新千歳空港ですぐに点検した。問題はなかったので21日から運航を再開した」と発表した。しかし、国交省が22日夜から日航に対して聞き取り調査を行ったところ、確認点検がマニュアル通りではなかったことが判明した。
 確認点検では、特殊な液体を浸透させて表面の小さな傷を浮かび上がらせる「蛍光浸透探傷検査」と、鉄粉に磁気を与えて主脚内部の傷を調べる「磁粉探傷検査」の二つが必要だった。日航によると、20日夜、検査資格を持つ男性整備士(44)を必要な液体などとともに羽田からの最終便で新千歳に派遣したが、蛍光浸透検査に必要な現像液を送り忘れた。整備士は現像液を使わなかったのに、作業終了を証明するカードに押印したという。
 この機体は21日午前8時45分に秋田行きとして新千歳空港を離陸し、翌日まで東北・北海道地方の飛行を繰り返し、乗客計604人を運んだ。
 整備士と発送担当者の連絡方法に問題があり、整備士はマニュアルを見ながら作業したが、「磁粉検査で主脚内部を調べており、もう一つの検査は現像液がなくても確認できると考えた。早く検査を終えたかった」と話しているという。【長谷川豊】

<EU>乗ってはいけない航空会社92社?を発表

2006-03-23 | フライト
<コメント>
写真はブラックリストの一つ「高麗航空」ツポレフ154の写真。いかにも古そうです。他にも年代物のイリューシンなどを保有。
実際に搭乗された方のレポートに、離陸するまでエアコンが利かず、フライトアテンダントさんが「うちわ」を配ってくださるとか・・・
「本当に落ちるのでは・・・」と思われたようで、手に汗にぎるスリリングなフライトだったようです。日本への定期便はありませんが、年に何便かチャーター機が飛来するとか。大きなトラブルになりませんように・・・

EU発表の「危ない」航空会社リスト(pdf)

(読売新聞) - 3月23日13時16分更新
 【ロンドン=中村宏之】欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、安全性に疑問がある「危ない」航空会社のブラックリストを公表し、EU域内の飛行を禁止した。
 リストには92社が掲載されている。その大半がコンゴ民主共和国や赤道ギニアなどアフリカの航空会社だが、北朝鮮の高麗(コリョ)航空、タイのプーケット航空などアジアの航空会社も含まれている。先進国の航空会社は入っていない。
 掲載されたのは、整備不良や機体の老朽化などで、EUの定める安全基準を満たさない航空会社。リストは少なくとも3か月ごとに見直されることになっている。

(共同通信) - 3月22日22時58分更新
 【ブリュッセル22日共同】欧州連合(EU)は22日、国際的な安全基準を満たさない「安全ではない」航空会社として、北朝鮮の高麗航空やタイのプーケット航空を含む95社の名前を公表した。92社はEU域内の離着陸や上空の飛行禁止、残り3社は運航上の制限が課せられる。
 ほとんどはアフリカの航空会社で貨物航空が多いが、アジアではアフガニスタンのアリアナ・アフガン航空なども飛行禁止に指定された。
 フランスやベルギー、英国はこれまで独自のブラックリストを公表していたが、今後はEUのリストに統合される。

<JAL>主脚の点検忘れ飛行41回、同タイプ過去に事故

2006-03-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 「整備システムのコンピューターが警告を発したため発覚」したもの。素朴な疑問として、警告を発する日を検査日の前に設定すれば良かったのでは・・・と思ってしまう。発覚後、主脚に問題はなかった!とコメントしているが異常が出る前の検査で当たり前の事ではないだろうか。
ちなみに整備は大きく以下4つに分類される。
・T整備:飛行前点検で全般的外部点検、燃料補給、潤滑油点検、タイヤ圧点検、運航中発生した故障の修理などを行う。
・A(J)整備:外部および一部内部状態点検でエンジン、脚、動翼関係およびこれら収納部、胴体、翼、操縦室、客室の状態点検などを行う。
・C(K)整備:詳細点検で諸系統の機能検査・作動検査、配管・配線・索の状態検査、脚の定期交換、機体構造の点検などを行う。
・M(SI)整備:いわゆるオーバーホールで機体内外部構造検査および腐食除去・防錆措置、諸系統・装備品の検査、交換、主要改修作業、機体外部再塗装などを行う。
 なお、このMD-87型機は同系MD-81の胴体を5メートル短くした小型旅客機で、定員は134名。

(毎日新聞) - 3月23日10時12分更新
 日本航空は22日、国内線で使用していたMD87型機で、左主脚の点検期限を10日間過ぎて、41回の飛行を続けていたと発表した。04年1月には、旧日本エアシステムのMD81型機で、同じタイプの主脚が徳之島空港(鹿児島県)に着陸直後折れる事故があり、国土交通省が着陸450回ごとの点検を求める「耐空性改善通報」を航空各社に出していた。同省は「整備に不備があった」として日航を厳重注意した。
 日航によると、問題があった機体はJA8280機。日航は主脚の点検を含む整備を2月26日に予定し、担当者が現場の整備士に作業指示書を手渡すはずだった。しかし、担当者が2日前に準備作業を行う際、作業リストに記載されていた点検項目を見落としたため、指示書は渡されず、点検は行われなかった。
 機体は今月11日、飛行回数が450回を迎えたが、主脚の点検が忘れられていることに気づかれないまま、羽田-北九州や伊丹-宮崎、秋田-札幌などの路線を計41回運航。20日になって、整備システムのコンピューターが警告を発したため、点検見落としが判明した。日航は運航を停止して主脚を点検したが、問題はなかったという。
 日航では、昼間の作業は整備項目が少ないため、夜間作業で使っている作業確認表を活用しておらず、整備担当者のミスに気づかなかったという。22日から確認表を昼間作業でも使用するようシステムを改善した。
 同じタイプの主脚を巡っては、徳之島空港の事故で乗客3人が負傷したほか、海外でも95年4月~03年10月に計4件の同様のトラブルが報告されている。
 日本航空ジャパンの遠藤寿一整備本部長は「皆様にご迷惑を掛け、大変申し訳ない。早急に対応策を報告したい」と謝罪した。【長谷川豊】

<ANA>8年ぶりにスト突入、JALは回避

2006-03-23 | フライト
<コメント>
ANAが8年ぶりにストライキに突入。JALは本日未明妥結しストライキを回避した。航空機は現在、通常の移動手段となっている。乗客の信頼を損なわないよう、早期妥結を願いたい。

(共同通信) - 3月23日6時6分更新
 エアーニッポンの運航乗務員でつくるエアーニッポン乗員組合(吉本祐造委員長、407人)など全日空グループの4労組は、春季の賃上げなどをめぐる会社側との交渉が決裂したため、23日朝からストに入った。
 全日空グループのストは約8年ぶり。ストは24日午前零時まで続く見通しで、全日空によると、中部国際空港や福岡空港の発着便を中心に115便が欠航、6700人が影響を受ける。また40便が最大約3時間遅れる見込み。
 ほかにスト入りしたのはエアーニッポンネットワーク乗員組合、エアーネクスト乗員組合、エアーセントラル乗員組合。
 4労組は22日から断続的に会社側との交渉を続けたが、最終的に決裂したため、23日未明にスト入りを決めた。
 日航グループで交渉が続いていた日航ジャパン乗員組合(鈴木和嘉夫委員長、628人)は同日未明にストを回避。日航は23日、平常通り運航する。

<航空会社スト計画>23日に日航と全日空の労組

2006-03-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
明日23日、航空大手2社がストに突入する可能性が出た。両社とも非組合員で対応するが、大幅な減便となりそうだ。
この時期になると毎年思う事だが、乗客を巻き込まない方法が他にないのだろうか?大切な面接を予定している学生も多くいるはず。本当に乗客を思うなら、別手段を考えて欲しい。

(毎日新聞) - 3月21日19時25分更新
 日本航空は21日、「日本航空乗員組合」など計4労組が春闘の諸要求を巡って、23日にストライキを計画していると発表した。ストに入れば、同日の国内線665便のうち141便(全体の約21%)が欠航、約1万4900人に影響する。全日空も「全日空乗員組合」など計5労組が同日にストを計画。実行されれば、国内線863便のうち455便(同約53%)が欠航し、約5万8700人に影響する。共に国際線への影響はない。


(JAL発表)
平素は日本航空をご利用いただき、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社におきましては、一部の労働組合が春季諸要求等に関する会社回答を不満として、3月23日(木)にストライキを計画しております。早期解決に全力を尽くしておりますが、万一ストライキが行われた場合には、国際線につきましては全便平常運航を予定しておりますが、日本航空(JAL)国内線の一部の便に欠航ならびに遅延が発生することが予想されます。
ご利用予定のお客さまには、まことにお手数ではございますが、当日お出かけ前にホームページ(www.jal.co.jp)または国内線予約センター(0120-25-5971 6時半-22時)へお問合せ下さいますようお願い申し上げます。
ご利用予定のお客さまをはじめ、関係の皆様方に多大なご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
JAL春闘問題決意文


(ANA発表)
 平素はANAをご利用いただき、厚く御礼申し上げます。
 さて、全日空乗員組合、エアーニッポン乗員組合、エアーニッポンネットワーク乗員組合、エアーネクスト乗員組合ならびにエアーセントラル乗員組合は、それぞれ賃金等にかかわる春季諸要求等に対する回答を不満として、3月23日(木)0時より24時まで、全面24時間時限ストライキを計画しております。
 全日本空輸(株)、エアーニッポン(株)、(株)エアーニッポンネットワーク、エアーネクスト(株)ならびにエアーセントラル(株)といたしましては、かかる事態に至らぬよう最大限の努力を尽くしておりますが、万一ストライキが行われた場合、当日は下記のANA国内線の便に、欠航・遅延が発生いたします。
 その場合には、ご利用のお客様はもとより、関係の皆様方に多大なご迷惑をおかけすることになりますことを、深くお詫び申し上げます。
 ANA国内線をご利用の際は、ご出発前に、ホームページ(www.ana.co.jp)、携帯サイト、フライトガイド(0120-029-075)、または予約センター(0120‐029-222)へストライキ及び運航状況についてご確認いただけますようお願い申し上げます。
ANA春闘決意文

<管制>誤指示2管制官にやはり無罪判決(日航機)

2006-03-20 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2001年1月、日航機同士のニアミスに関し、指示ミスを犯した管制官に対し無罪が言い渡された。
日本国内に於ける国家公務員航空管制官擁護については、先の2006年1月27日のブログにてコメントした(最下部の関連記事参照)が、予想通り残念な判断となった。決してミスを犯した管制官を非難するコメントとして受け取ってほしくなく、あくまで航空管制を管理する国の杜撰さの結果なのだ。
また裁判官は「蜂谷被告の指示は、その段階では、衝突を招く危険な行為ではなかった」と主文に記しているようだが、これが危険な行為でないならば、何が危険な行為なのだろう?まさかとは思うが、取り返しがつかない事故の事だろうか?
さらにその上で、「RA(回避指示)がいつどのように作動するか、具体的な情報は管制官に提供されず、両被告も認識できなかった」と述べている。回避行動の後、航空機がどのような飛行をするか解らなかったと言っているのだ。そのような状況で、本当に空の安全が守られるのだろうか?
ご存じのように機長になれば、否応なしに半年に一度試験があり、不合格となると空を飛べない。管制官はどうだろう?
管制官は独自のOJTはあるものの、一度資格を取れば「永久に」(定年まで)その資格は有効となる。向き不向きにかかわらずである。海外では、その適合を重視し、民間に管制業務自体を委託している国さえある。
日本国内の航空路は神戸空港近辺を見る通り、過密状態にある空域もある。まさに管制官に命を預けて飛んでいる。国の管理下で今後も運営するのであれば、国民に解るように適正や訓練状況など、セキュリティーに抵触しない限り公開していただきたいものだ。「安全」の意識を今回の判決を真摯に受け止め向上確立していただきたい。

(読売新聞) - 3月20日21時11分更新
 静岡県焼津市上空で2001年1月、日本航空907便と同958便が異常接近(ニアミス)し、907便の乗客ら57人が重軽傷を負った事故で、業務上過失傷害罪に問われた国土交通省東京航空交通管制部の管制官籾井(もみい)康子(37)、同蜂谷(はちたに)秀樹(31)両被告に対し、東京地裁は20日、無罪の判決を言い渡した。
 安井久治裁判長は「管制官が便名を言い間違えて降下指示を出したことが、直接の事故原因とはいえない」と述べた。
 ニアミスで管制官の刑事責任が問われたのは初めてで、検察側は、誤った指示を出した蜂谷被告に禁固1年、同被告を監督する立場にあった籾井被告に禁固1年6月を求刑していた。
 判決はまず、両便が接近した際、衝突を回避しようとした蜂谷被告が、958便に出そうとした降下指示を誤って907便に出し、907便も衝突防止装置(TCAS)の上昇指示に反して降下を続ける一方、958便がTCASの降下指示に従ったため、ニアミスが起きたと認定した。
 しかし蜂谷被告の降下指示後、もしTCASが作動していなければ、958便は水平飛行を続けたはずで、この場合、両機は安全な間隔を保っていたと指摘。「蜂谷被告の指示は、その段階では、衝突を招く危険な行為ではなかった」と述べた。
 そのうえで、<1>TCASの作動は管制官の側では把握できない仕組みになっている<2>日航のマニュアルによると907便はTCASの指示に従うべきだったが、機長は失速の危険を恐れて降下を続けた――などの事情を考慮。蜂谷被告について「事故を予見できなかった」と過失を否定し、同被告の指示を是正しなかった籾井被告にも過失は認められないとした。
 さらに「降下を続けた907便の機長の判断にもやむを得ない面があった」と述べ、「刑事責任を管制官や機長という個人に追及することは相当でないように思われる」と結論づけた。
 ただ、判決は、蜂谷被告が公判で「降下指示は正しかった」と主張したことについては、「言い間違いがなければ、事故は起きておらず、管制官としての自覚に欠ける」とも批判した。
 両被告のほか907便の機長(46)も書類送検されたが、東京地検は04年3月、嫌疑不十分で不起訴としている。

(関連記事)航空管制トラブルについて考える

<ボンバルディア>またトラブルで引き返す

2006-03-20 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
YS-11の後継機として導入された「ボンバルディアDHC8-Q400」だが、トラブルが収まらない。今回は右尾翼昇降舵(だ)の誤作動を示す操縦席の警告灯がついたため大阪空港へ引き返した。航空性能としては対YS-11で、巡航速度1.5倍、低騒音、低コストなどで勝っている。が、イレギュラー運航や重大インシデントが後を絶たない。4月には全面改修との話もあるが、すべての箇所が網羅されているかは不明。
トラブルの多い、伊丹-高知便では2003年11月に89.6%あった搭乗率が55.1%にまで落ち込んでいる。「安心」「安全」なくして航空業界は成り立たない。
なお、今までのトラブルはJACが81件、ANAが66件にのぼっている(2006年1月現在)。

(読売新聞) - 3月19日20時48分更新
 19日午前11時40分ごろ、大阪(伊丹)発新潟行き全日空1657便(ボンバルディアDHC8―402型機、乗客・乗員75人)が名古屋市上空を飛行中、右尾翼昇降舵(だ)の誤作動を示す操縦席の警告灯がついたため、大阪空港に引き返した。
 乗客、乗員にけがはなく、別の機に乗り換え、約2時間遅れで新潟に到着した。
 全日空によると、昇降舵に異常はなく、警告灯の誤表示とみている。
 カナダ・ボンバルディア社製の「DHC8―400型」系機は、全日空グループと日本航空グループが、国内で18機を運航しているが、車輪の格納不具合や、速度計の誤表示などの故障やトラブルが相次いでおり、昨年以降だけでも、これで36件目になる。

◇2003年からのイレギュラー運航
2003/06/28 JAC 大阪-出雲 車輪が格納されず引き返し
2003/10/01 JAC 大阪-松本 車輪の格納庫が閉じず引き返し
2003/11/10 JAC 大阪-松本 航空管制装置に異常引き返し
2004/01/21 JAC 鹿児島-屋久島 方向蛇に不具合引き返し
2004/06/02 JAC 鹿児島-屋久島 操縦系統に不具合引き返し
2004/06/06 ANA 大阪-高知 方向蛇の不具合を示す引き返し
2004/07/05 ANA 大阪-長崎 油圧ポンプ異常で福岡へ着陸
2004/08/07 JAC 大阪-出雲 エンジン油圧上昇引き返し
2004/08/08 JAC 大阪-青森 エンジン不具合引き返し
2004/11/21 ANA 大阪-高知 右車輪滑走路から逸脱、重大インシデント
2005/01/09 JAC 大阪-隠岐 油圧系統に不具合、引き返し緊急着陸
2005/02/06 ANA 大阪-松山 車輪が格納されず引き返し
2005/02/15 JAC 鹿児島-屋久島 気象レーダーに不具合引き返し
2005/02/16 JAC 鹿児島-奄美 エンジン停止し引き返し
2005/02/20 ANA 大阪-松山 プロペラが異常回転し引き返し緊急着陸
2005/03/01 ANA 高知-大阪 客室与圧トラブルで引き返し
2005/03/01 ANA 高知-大阪 同上、違う便で発生
2005/04/02 JAC 大阪-出雲 着陸後前脚に異常、滑走路閉鎖
2005/04/09 JAC 松山-大阪 エンジン油圧計器異常でエンジン停止、緊急着陸
2005/05/06 ANA 松山-中部 車輪が格納されず引き返し
2005/05/26 JAC 松山-大阪 油圧低下し舵動かず、滑走路閉鎖
2005/05/29 JAC 鹿児島-松本 車輪格納されず引き返し
2005/06/17 ANA 大阪-高知 客室で白煙発生引き返し緊急着陸
2005/06/20 ANA 大阪-高知 自動操縦装置に不具合、引き返し
2005/07/26 ANA 中部-福岡 車輪が格納されず引き返し
2005/08/03 ANA 福岡-中部 ドア閉じていない表示、高知に緊急着陸
2005/08/11 JAC 鹿児島-屋久島 失速警報装置に異常、引き返し
2005/09/13 ANA 大阪-高知 車輪が格納されず引き返し
2005/09/16 ANA 大阪-高知 車輪が格納されず引き返し
2005/10/01 ANA 中部-米子 エンジン制御装置に異常、引き返し
2005/10/26 ANA 大阪-高知 車輪が格納されず引き返し
2005/11/12 JAC 大阪-出雲 昇降蛇に異常、引き返し
2005/11/16 ANA 大阪-石見 車輪が格納されず引き返し
2005/11/23 ANA 大阪-高知 客室与圧系統に異常、引き返し
2005/12/19 JAC 鹿児島-与論 昇降蛇に不具合、引き返し
2005/12/20 ANA 新潟-中部 プロペラ回転数が過大、引き返し
2006/01/08 ANA 大阪-松山 貨物室が閉じていない表示、引き返し
2006/01/19 JAC 大阪-松本 車輪が格納されず引き返し
2006/01/22 ANA 大阪-松山 車輪が格納されず引き返し
2006/02/07 ANA 福岡-大阪 車輪が格納されず引き返し
2006/02/09 ANA 中部-松山 車輪出ず手動操作、着陸後滑走路閉鎖
2006/02/21 ANA 大阪-松山 空調装置の配線外れ引き返し
2006/02/21 ANA 大阪-佐賀 客室扉が閉じていない表示、引き返し
2006/03/01 ANA 大阪-高知 副操縦士席の速度計に異常、引き返し

<神戸空港>開港1ヶ月まずますのスタート!

2006-03-16 | フライト
<コメント>
神戸空港は今日で開港1ヶ月を迎え、平均搭乗率は74%とまずますのスタートを切った。朝晩の東京行きはほぼ満員状態で、ANAは4月より大型機(B777)へ変更すると発表。
3空港になり搭乗者の「共食い」が心配されたが、魅力的な開港記念料金などもあり、新規客の獲得となったと思える。しばらくは開港人気で賑わうだろうが、その後の魅力あるPRを期待したい。

(産経新聞) - 3月16日15時32分更新
旅客22万人超 搭乗率74%
開港1カ月
 関西三空港時代の幕開けを告げる神戸空港は十六日、開港から丸一カ月を迎えた。旅客数は計二十二万人超、搭乗率は74・1%にのぼり、国内平均の65%を上回った。空港ターミナルビルへの入場者も五十万人を突破し、早くも神戸の新名所となりつつあるが、神戸観光全体を押し上げるまでには至っていない。空港建設費を賄うための土地売却も進展しておらず、開港の成否はまだまだ模様眺めの状態が続きそうだ。(永山裕司)
▼朝晩ほぼ満席
 神戸空港に就航する日本航空(JAL)、全日空(ANA)、スカイマークエアラインズ(SKY)の三社の旅客数は十五日現在で計二十二万七千八百四十三人。就航路線ごとの搭乗率は羽田84・7%▽札幌80・3%▽沖縄74・8%▽仙台50・3%▽新潟43%▽熊本42・9%▽鹿児島53・6%-だった。ビジネス客が集中する早朝の神戸発、夜間の神戸着の羽田便はほぼ満席の状態で、ANAは四月から早朝、夜間の羽田便の飛行機を大型化するという。
 空港を運営する神戸市は旅客需要予測で「開港初年度に旅客三百十九万人」とするが、現在の便数での達成には70%台後半の搭乗率を維持する必要がある。矢田立郎・神戸市長は「便数拡大などについて国と協議していく」とし、発着枠や運用時間の拡大などを要請していく構えだ。
▼3空港6.5%増
 関西三空港の枠組みでみると、先月十六日から今月十四日までの国内線搭乗者は伊丹が約百二十七万五千人、関空が約三十三万七千人。三空港で約百八十三万九千八百人で前年同期比で約6・5%増加した。
 JALの三空港の競合路線では旅客数が前年比で二・二ポイント上昇し、ANAは各路線の搭乗率は横ばいの状態という。
▼波及効果「?」
 神戸空港ターミナルビルの入場者数は平日が約一万五千人、休日には約二万五千人を集客する。駐車場の利用は一日平均千九百台と収容能力(千八百台)を超え、空港対岸のポートアイランド二期地区に臨時駐車場を整備するほど盛況だ。開港以来、市内のホテルの稼働率は数ポイント上昇したが、「開港の明確な効果かは、わからない」(神戸メリケンパークオリエンタルホテル)という声も。空港-有馬温泉間で運行されている無料送迎バスも、この一カ月の乗車率は約五割。有馬温泉観光協会の當谷正幸会長(55)は「空港から来たという人はぼちぼち」と話す。
 起債で賄った空港島造成費二千七百億円は空港島の土地を売却して返済する予定だが、レンタカー会社へ〇・三ヘクタールが売れたのみ。しかも誘致のため三割引きでの売却だった。神戸市は「開港後、物流関係などから一日二、三件ずつ問い合わせがあり、関心は高まっている」とするが、契約に至っていないのが実情だ。

<種子島空港>コスモポート種子島 祝!開港

2006-03-16 | フライト
<コメント>
新北九州空港の開港が話題になっているが、こちらも忘れてはならない。種子島の新空港「コスモポート種子島」開港だ!
滑走路は「13/31」2000メートルが1本。小型ジェット機の就航が可能となった。
種子島はご存じの通り、日本最大の宇宙開発施設・種子島宇宙センターがある。定期便は、鹿児島と大阪(伊丹)。ぜひ宇宙センターと青い空、海を見に行こう!
一つ心配なのは、定期便に使用される機材が「ボンバルディアDHC-Q400」である事。何かとトラブルが多い機材だが、何事もなく運行される事を祈りたい。
YS-11も鹿児島空港との間で1往復予定されている。ファンは種子島へGO!

空港コード:TNE/RJFG
面積:111ha
滑走路:2000m×45m
着陸帯:2120m×300m
方位:13/31


(共同通信) - 3月16日11時13分更新
 鹿児島県・種子島に16日午前8時半、新種子島空港が開港した。既存空港の北約8キロに県が新設。滑走路がこれまでより500メートル長い2000メートルとなり、小型ジェット機の就航が可能になった。
 開港式はターミナルビル前で開かれ、伊藤祐一郎鹿児島県知事ら関係者約100人が出席。伊藤知事は「新空港を契機に産業と観光の振興をしっかりやって、多くの人に来てもらいたい」とテープカット後、話した。
 午前9時すぎには、鹿児島からの日本エアコミューター(JAC)の1番機が到着、歓迎式が行われた。午後には仙台からチャーター便が到着する。

コスモポート種子島のサイト

<北九州空港>祝開港!

2006-03-16 | フライト
<コメント>
(新)北九州空港が開港した。朝7時過ぎ、真っ黒な機体を輝かせたスターフライヤーのA320(SFJ72)が飛び立った。開港から3月22日までは、この便が初便となるが、23日からは5時30分発、羽田到着6時55分も就航される。騒音による制限がない空港ならではのタイムスケジュールとなり、最終便は羽田発23時50分、北九州着25時15分。東京への日帰りで最長滞在時間が、何と17時間となる。到着後の足(バスやタクシー)は大丈夫なのだろうか?
新ターミナルビルには「足湯」も用意されている様子。行かれた方がいらっしゃいましたらぜひご感想をお寄せくださいね。安全で皆様に愛される空港となりますように・・・

空港コード:KKJ/RJFR
面積:160ha
滑走路:2500m×60m
方位:18/36

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(読売新聞) - 3月16日8時27分更新
 新しい北九州空港が16日、北九州市と福岡県苅田町沖の周防灘に開港し、新規航空会社スターフライヤー(北九州市)の第1便が午前7時過ぎ、羽田に向けて離陸した。
 九州・山口では唯一の21時間運用の空港で、同市は年間約100万人以上の利用客を見込んでいる。
 定期便は、国内線が羽田1日17往復(開港当初は14往復)、名古屋(小牧)3往復、那覇1往復。国際線は中国・上海線が26日から就航する。また、ロシア・ウラジオストク線の開設準備が進んでおり、新規航空貨物会社「ギャラクシーエアラインズ」も8月からの業務開始を目指している。
 新空港は、国が設置・管理する第2種空港。15日閉港した旧北九州空港の代替として1994年に着工し関門海峡のしゅんせつ土砂で造成した人工島に整備された。総工費は約1024億円。
 全長2500メートルの滑走路を持ち、大型機の離着陸が可能。海上空港で騒音被害の恐れが少なく、午前5時から翌日午前2時まで運用できる。人工島と陸側は、無料通行の橋としては国内で最長の連絡橋(2・1キロ)で結ばれている。
 当初計画では、2005年10月に開港する予定だったが、99年の台風18号被害の復旧作業のため約半年間遅れた。

(共同通信) - 3月16日6時27分更新
 北九州市沖の周防灘に建設された新北九州空港が16日開港した。この日は航空各社の初便セレモニーや記念の式典が終日行われる予定。官民挙げて建設に取り組んだ新たな北部九州の玄関口に、地域経済浮揚の期待がかかる。
 午前5時50分からのターミナルビル開館式後、スターフライヤー(北九州市)の一番機が午前7時に羽田へ出発、午前7時半には末吉興一(すえよし・こういち)北九州市長らを乗せた同社の羽田発の便が到着。
 国内線はスターフライヤーのほか、日航グループの三社が羽田、名古屋、那覇の三路線に就航。
 同日は開港を記念した海外へのチャーター便も運航され、同空港からマカオや上海、ハワイなどに向かう。

(西日本新聞) - 3月16日2時27分更新
 周防灘沖の新北九州空港が十六日開港するのを前に、現北九州空港(北九州市小倉南区)が十五日に閉港し、六十二年の歴史に幕を閉じた。
 旧空港は一九四四年に開設された。滑走路は千六百メートルと短く、三方を山に囲まれているため、欠航率が高かった。十五日まで日本航空(JAL)が一日五往復。この日、現空港であった閉港式で、谷本章二・北九州空港長が「新空港までのつなぎの役目は十分果たした」とあいさつ。午後七時四十分発の最終便には、整備士や地上勤務の女性ら約三十人がペンライトを振って見送った。