flight2005

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<ANA>機長の私物PCから空港の暗証番号流出

2006-03-15 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
航空業界にもウィニーのトラブルがあった事が発表された。全日空機長の私物パソコンから流出したようだ。全日空のトラブルは、某大手航空会社より少ないが、セキュリティーに関するものが多いように思える。昨年も操縦マニュアルが社外に持ち出されネットで販売された事件は記憶に新しい。
空港セキュリティーのどこで暗証番号が必要なの?と思われる人がいるかも知れないので簡単に説明しますと、セキュリティーを越えて搭乗口に向かう途中、壁に「電卓」のようなキーボードがありますが、そこに打ち込むパスワードの事です。絶対にさわったりしないでくださいね(触るとあなたにとって悪い事が訪れます)。

(読売新聞) - 3月15日13時34分更新
 全日空は15日、空港の制限区域に立ち入ることのできる電子ロックの暗証番号などが、同社の機長(54)が自宅で使用していた私用パソコンから昨年11月に、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じてインターネット上に流出していたと発表した。
 羽田、関空、中部、新千歳など国内29空港の暗証番号で、通報を受けた国土交通省では、すでに暗証番号を変更するなどの措置を取った。
 全日空によると、流出していたのは空港の暗証番号のほか、社内の業務連絡文書など。機長は昨年7月、自宅に資料を持ち帰り、暗証番号のリストなどを私用パソコンで作成、保管していた。11月になって国交省から指摘を受け、情報流出が判明。全日空ではこれを受け、全社員に対し、業務情報などを私用パソコンに保管しないよう指示した。
 空港の暗証番号を巡っては、日本航空でも昨年12月、ウィニーを使用していた副操縦士の個人用パソコンから流出している。

(ウィニーとは 小学生新聞より)
 インターネットを通じて、それぞれのパソコンに所有している音楽、写真、映像などのデータを利用者同士が共有し、交換し合う「ファイル交換ソフト」の一種が「Winny(ウィニー)」です。2002年に公開されました。複数のサイトから無料でダウンロードできるため、利用者が増えました。昨年3月以降、利用者のパソコンから個人情報を流出される「暴露ウイルス」が広がり、名簿や電子カルテなどの漏えい被害が社会問題となっています。海上自衛隊の機密情報や岡山県警などの捜査資料の流出もウィニーを使用したパソコンからの漏えいです。

(ウィニー対策)
トレンドマイクロのホームページ
マカフィーのホームページ
情報処理推進機構のホームページ

<新北九州空港>明日3/16開港

2006-03-15 | フライト
<コメント>
明日3月16日に「新北九州空港」が開港する。滑走路は2,500メートル1本で国が管理する第二種空港。

就航予定の航空会社は以下の通り。
・JAL:羽田5往復
・スターフライヤー:羽田12往復
・ジェイエア:名古屋(小牧)3往復
・日本トランスオーシャン(JAL系):沖縄(那覇)1往復
・その他数便の国際線
1日21往復(42便)プラス国際線でのスタートとなる。機材は100名~150名程度の小中型機での運用となる。
JR小倉駅からはリムジンバスで約30分。福岡空港ほどではないが、利便性は高い空港といえる。
中期構想として滑走路の3,000メートル化、長期構想として滑走路の複数化を計画しており、24時間の稼働を目指している。
海上空港にしては安い空港だが、採算面では不明点が多い。安価な着陸料と少ない就航本数でどこまで採算が上がるのだろう。開港後の運営に期待したい。
(2月28日のコメントより)



(西日本新聞) - 3月15日2時9分更新
 北九州市と福岡県苅田町にまたがる周防灘沖に建設された新北九州空港が十六日、開港する。滑走路は大型機が離着陸できる二千五百メートルで、現北九州空港(北九州市小倉南区)に比べて九百メートル延びる。運用時間は午前五時―午前二時の二十一時間と七時間延長し、早朝・深夜便も運航。現空港は十五日に閉港する。
 新空港は、一九七七年に関門海峡のしゅんせつ土砂の処分場として、海上に着工。九四年に空港の建設を開始した。国土交通相が設置管理者となる第二種空港で、空港建設費は千二十四億円。
 新規航空会社スターフライヤー(北九州市)が東京・羽田空港との間に新たに定期便を就航し、日本航空(JAL)グループも羽田、名古屋(小牧)、那覇の三路線を運航する。便数は一日計二十一往復(開港当初は十八往復)。
 二十六日からは、中国南方航空(中国・広州)が上海との間に国際定期便を運航。ウラジオストク航空(ロシア)も夏季に定期便を就航する。また、佐川急便系のギャラクシーエアラインズ(東京)が八月から貨物専用便を就航する。
 北九州市は、新空港の年間利用者を百万人強(現空港の実績は約三十万人)と見込んでいる。
 十六日午前七時にスター社の一番機が新空港を離陸。同七時半には、羽田を飛び立った初便が着陸する。