flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

羽田空港発着枠増やす

2005-08-27 | 飛行機
<asahi.comより>
 国土交通省は27日、羽田空港の定期便の発着枠を、12月から1日14便(14往復)増やす方針を固めた。増枠分を使い、10、11月は国内線の臨時便の増発も検討する。羽田の現在の発着枠は満杯。着陸機が滑走路を離れるまでの時間を短くするなどで、1時間当たり着陸便を1便増やす。当初は今夏からの増枠を予定したが、4月に起きた管制ミスで、再発防止策の検討と安全性の確認を優先してきた。
 増枠分のうち10便は国内線で、日本航空と全日本空輸に5便、新規航空会社に5便を配分する方向だ。路線は各社が決める。残り4便は、金浦空港(ソウル)とのシャトル便に割り当てられる見通し。

<コメント>
羽田空港には3本の滑走路(A-C)があり、現在約28万回の発着が行われています。そこにわずか14往復増便となるようです。2009年にはD滑走路が加わり40万回の発着が予定されています。
羽田と同規模の海外国際空港を見ますと2倍近く発着しているのが現状です。なぜ羽田は現状の発着回数で満杯なのでしょうか?
海外の管制は民間委託が多く、スペシャリストが管制を担当しています。日本はと言いますと、国家公務員の管制官が適正とは関係なく行っているのが事実です。着陸機が完全にランウェイからタクシーウェイに入らないと着陸許可を与えない、アプローチ中の航空機間の距離が長すぎる・・・などさまざま原因が上げられています。スピードと安全を本気で考えているなら、これこそ民間のスペシャリストに任せるべきだと考えます。