関西国際空港駅で電車を待っていました。
仙台の服装で来たら、暑い暑い。

僕は「はるか」という電車を待っていたのですが全く知らない人が見覚えのあるTシャツを着ています。
そう。
ナギTです。
お礼を言うのもおかしいけれど、ありがとうと思うのは自由じゃろ。
「なんだか、その、ありがとうございます。」
そのように、心で思いました。
ナギくんは元気らしいよ。
新潟に行かなきゃ。
たまにはお父さん達にも会いに行かなきゃ。
飛行機に乗って眠る。
起きてから、ある人のコトを思い出していました。
長坂っていう先輩。
高校の1学年年上の先輩。
ドラマーだった彼とは一緒に軽いLIVEをしたりしていた。
アーケードでナガシをしたりもした。
笑顔が印象的。
「なんでお前、俺をそんな顔で睨む??怖いし!!」
とてもビビリ。
アベテツの家に泊まりに行ったりもした。彼がいると楽しかった。
「リョウ、リョウ。カラアゲ好き?」
「うん。」
「すごく美味しい店があるんだよ。食べに行こうよぉ。汚い食堂なんだけどさ。帰り乗せて?バイクの後ろ。」
「いいけど、俺、そんな金ねぇよ?」
「ないの?」
西多賀にある食堂にゴハンを食べに行ったりした。ご馳走になってた。
僕のバイクで二人で見舞いに行ったりもした。
誰の見舞いかは忘れたけれど。
なんか、仲が良かった。
いつもヘラヘラしてる人だった。
ある日、死んだ。
「長坂が死んだ。」
って誰が連絡くれたんだっけ?
前後のこと忘れちゃったけど、鼻に詰められた脱脂綿のこと。
ニヤけた顔しか見たことなかったのに、元気なさそうに寝てたこと。
冷たかったこと。
泣いても騒いでも、二度と動かなかったこと。
ふざけてんのかと思うくらい寝てるようで、ただただ信じたくなかったこと。
一人で食べに行ったカラアゲが美味しくなかったこと。
食堂が、ある日つぶれちゃってたこと。
なぜか、その店の前でボロボロと涙がこぼれたこと。
応援団の先輩が「あいつはバカだ!本当にバカだ!」と怒っていた。でも、泣いてた。
そんなコトを急に思い出した。
生きていれば、もっと美味しいカラアゲ食べられたのに。
もったいねぇ。
「リョウ、俺ね、リョウは将来ビッグになると思うよ、ビッグに!」
「頭悪そう、なにそれ。バカ?」
「生意気過ぎるけど憎めない弟を見守るような気持ち。生意気過ぎ…ブツブツ…」
「え??気持ち悪い!」
「そういう自己暗示。気にしないでいいよ。ブツブツ…」
キモかったなぁ。
「リョウ、将来どうすんの?」
「決まってんじゃん、そんなの。学校の先生に…」
「ロックスター!」
「いや、だから…」
「バンドやりなよ、バンド!雰囲気かっこいいじゃん?リョウは。いいと思うよ?リョウといると、なんかやる気が湧くんだよね。」
彼と話したこと。
全部覚えてると思う。
俺、アッサリ大人になっちゃったよ先輩。
先生にはならなかった。
これからなろうかな?と思ってる。
去年はSUMMER SONIC出たんだよ。
そんな自慢もしてやりたい。
帰ったら墓参りにでも行こうか。
誰か~。
長坂先輩の墓知ってる??
僕ね、知らないんです。
間も無く京都に着きます。
空港、激コミでカオスだった。
さ、仕事、仕事。
「リョウといると、なんかやる気が湧くんだよね。」
そう言われる人になりたい。
僕の生きる目的にしたっていいなぁ。
先輩の言葉だし。
仙台の服装で来たら、暑い暑い。

僕は「はるか」という電車を待っていたのですが全く知らない人が見覚えのあるTシャツを着ています。
そう。
ナギTです。
お礼を言うのもおかしいけれど、ありがとうと思うのは自由じゃろ。
「なんだか、その、ありがとうございます。」
そのように、心で思いました。
ナギくんは元気らしいよ。
新潟に行かなきゃ。
たまにはお父さん達にも会いに行かなきゃ。
飛行機に乗って眠る。
起きてから、ある人のコトを思い出していました。
長坂っていう先輩。
高校の1学年年上の先輩。
ドラマーだった彼とは一緒に軽いLIVEをしたりしていた。
アーケードでナガシをしたりもした。
笑顔が印象的。
「なんでお前、俺をそんな顔で睨む??怖いし!!」
とてもビビリ。
アベテツの家に泊まりに行ったりもした。彼がいると楽しかった。
「リョウ、リョウ。カラアゲ好き?」
「うん。」
「すごく美味しい店があるんだよ。食べに行こうよぉ。汚い食堂なんだけどさ。帰り乗せて?バイクの後ろ。」
「いいけど、俺、そんな金ねぇよ?」
「ないの?」
西多賀にある食堂にゴハンを食べに行ったりした。ご馳走になってた。
僕のバイクで二人で見舞いに行ったりもした。
誰の見舞いかは忘れたけれど。
なんか、仲が良かった。
いつもヘラヘラしてる人だった。
ある日、死んだ。
「長坂が死んだ。」
って誰が連絡くれたんだっけ?
前後のこと忘れちゃったけど、鼻に詰められた脱脂綿のこと。
ニヤけた顔しか見たことなかったのに、元気なさそうに寝てたこと。
冷たかったこと。
泣いても騒いでも、二度と動かなかったこと。
ふざけてんのかと思うくらい寝てるようで、ただただ信じたくなかったこと。
一人で食べに行ったカラアゲが美味しくなかったこと。
食堂が、ある日つぶれちゃってたこと。
なぜか、その店の前でボロボロと涙がこぼれたこと。
応援団の先輩が「あいつはバカだ!本当にバカだ!」と怒っていた。でも、泣いてた。
そんなコトを急に思い出した。
生きていれば、もっと美味しいカラアゲ食べられたのに。
もったいねぇ。
「リョウ、俺ね、リョウは将来ビッグになると思うよ、ビッグに!」
「頭悪そう、なにそれ。バカ?」
「生意気過ぎるけど憎めない弟を見守るような気持ち。生意気過ぎ…ブツブツ…」
「え??気持ち悪い!」
「そういう自己暗示。気にしないでいいよ。ブツブツ…」
キモかったなぁ。
「リョウ、将来どうすんの?」
「決まってんじゃん、そんなの。学校の先生に…」
「ロックスター!」
「いや、だから…」
「バンドやりなよ、バンド!雰囲気かっこいいじゃん?リョウは。いいと思うよ?リョウといると、なんかやる気が湧くんだよね。」
彼と話したこと。
全部覚えてると思う。
俺、アッサリ大人になっちゃったよ先輩。
先生にはならなかった。
これからなろうかな?と思ってる。
去年はSUMMER SONIC出たんだよ。
そんな自慢もしてやりたい。
帰ったら墓参りにでも行こうか。
誰か~。
長坂先輩の墓知ってる??
僕ね、知らないんです。
間も無く京都に着きます。
空港、激コミでカオスだった。
さ、仕事、仕事。
「リョウといると、なんかやる気が湧くんだよね。」
そう言われる人になりたい。
僕の生きる目的にしたっていいなぁ。
先輩の言葉だし。