家を出てすぐ、ペンギンの親子がおりました。
お母さんペンギンと姉ペンギン、妹ペンギンです。
ツルツルの路面を、ペンギンのようにすり足で慎重に歩いています。
姉ペンギンは幼稚園に行くのでしょうね、黄色いカバンを下げています。
3人が横断歩道に差し掛かり、ドライバー達は、皆止まります。
妹ペンギン、すってんころりん。
姉ペンギン、助けに戻ろうとしてすってんころりん。
お母さんペンギン、二人を抱き上げようとしてすってんころりん。
降りて助けに行くと、お母さんペンギンが、
「来るな!」
と言わんばかりに僕を無言の左手で制し、3人は立ち上がり、甲子園での高校球児ばりにドライバー達に頭を下げた。
本当に高校球児のような一糸乱れぬ最敬礼だった。
「応援、ありざした!」
ゥゥゥウウウウウゥゥ!!!(サイレン)
と頭の中でアテレコをしてました。
さ。
今日も頑張りましょう!