じいちゃんのお通夜。
「家族葬だからね。」
と言われておりましたが、アベテツはやはり、います。
兄弟のように育ったし。
青空応援団代表も兼ねて。
するとやはり。
「エールをしてくれないか。」
という話になりました。
2人かぁ…
これは厳しい…
でもやるしかない。緊張はしない。問題は圧倒的な迫力を出せますか?じいちゃんが喜ぶようなモノに。ショボいのだけは絶対にじいちゃんの前じゃやれないということ。
「おい了。声出せよ?」
当時の先輩達から毎日言われたことを思い出していた。
「今日、今、この応援で声を枯らせ。夕方声出てたら…分かるな?」
本当にその通りだ。一球入魂だ。いや、今は球は関係ない。
じいちゃんへのエール一発で声を枯らす。
僕はマラソンの応援、7時間やっても声だけは枯れない。心は折れてるけど声は枯れない。
でも、今は声を枯らすのだ。
喉が裂けても伝えたいことがあるのだ。
ガンガン謙次郎。
フレフレ佐藤。
こんなに短いエール。
結果、僕の声は二日経ってもガラガラのカサカサ。
歌なんて歌えない。
今夜のラジオ、困ったぞ?
ま、仕方ない。
電話とか、周りが大変そうです。
ま、仕方ない。