忙しいとは心を亡くすと書くのだよ。
などと言う人がいますがね、忙しいけど心はあるよ。
シルマは女の子なので、僕が帰るとウットリとした目で見つめてきます。
可愛いです。

ファンキーベイビー工務店、一気に人が増えた感があります。

ロックオンミュージックスクールも間もなく完成。
生徒の皆様、お楽しみに〜!
館山先生が佐々木さんにクロスの手ほどきを開始しました。

シルマが2歳になったり。

生徒たちに攻撃されたり。

揉みくちゃにされたり。

事故ったお爺さんを救出したり。
(そう言えば発煙筒を使っちゃったんだ。買わなきゃいけない…)

栗原市民祭に行ったり。

カキ氷買ってあげたり。

ダイアログを応援したり。

リレーフォーライフの応援したり。

「団長、手伝ってけろ。」
「いいよ。」
と安請け合いをして、チバサチコ宅のキッチン作業台を作ったりしていました。

鍋を直接置けるように、タイル仕込み。

元気に過ごしています。

そのような中。
ヨコシンから連絡があった。
「了ちゃん…」
なんだか、嫌な予感がした。
いつもヨコシンの家に遊びに行くと、お父さんとお母さんが嬉しそうに出てきて、あれやこれやと話をしていると数時間が経つ。
何度一緒にご飯を食べたろうか?
カレーだったり、生姜焼きだったり、とにかく人の実家でムシャムシャとご飯を食べることが多かった。
「団長、冷蔵庫にお茶入ってるから。」
「はぁ??俺に取れと??」
「ばあさん、団長にセルフはまずいでしょう。団長様なんだから。」
「いや、そういうことじゃくてさ。人の家の冷蔵庫を開けるのはいかんよ?と育てられたから…」
「家族みたいもんじゃないのぉ!」
大抵、その場にヨコシンはいない。
100パーいない。
なんならユウトもいない。
お父さんとお母さんに呼ばれて行く(笑)
「団長〜、あたし新しいキッチンで料理したいんだよ。」
「分かったよ。忙しいから仲良い人達は後回し!」
「え〜、でも死ぬ前に頼むよ?」
「分かったって。」
そんな話をしてた。
酢漬けのキャベツを食べさせられながら。
念願のキッチンを綺麗に入れ替えた。
「はい出来た!」
「あ〜、夢が叶った!」
ってニコニコニコニコしてた。
「もったいなくて使えない!金持ちのおうちみたい!ありがとうね、団長!」
って喜んでた。
何年ものの汚れの取り方とか教えたけど、
「息があがるんだよね〜」
とか言うから、
「チッ、甘えやがって。」
と全部ピカピカにした。
「あ〜、これでいつ死んでもいいわ(笑)」
「あんまり死ぬ死ぬ言うなよ。」
そんな話をしてた。
ヨコシンのお父さんから連絡があった。
「ちょっと団長、来てくれない?」
「ぇぇぇええ?」
「ごめん。急用なんだ。」
「分かった。じゃあ明日?」
「構いません、ありがとう。」
普通じゃなかった。
「ばあさん。具合悪いんだよ。熱が出てさ。」
「そんなに悪いのかい?」
「お盆まで持たねぇって。」
「ぇえぇえええ?」
「いや、ホントなんだよ。階段上がれないだろうから、この一階をね綺麗にしたいわけ。」
「いつまで?」
「盆明けには退院してくるからそれまでに。」
「ぇぇぇえええええええ??タテちゃん行ける?」
「やるしかないじゃん。」
「だそうです。やれます。」
「ごめんな、団長。いつもいつも。」
「うん。」
館山、頑張ってくれました。

「団長、ありがとう。俺、ばあさんのためだからね、がんばるから。」
「がんばってよ。なんでも言って、俺に。」
【なんでも言え、俺に。】
それは、きっと僕の口癖だ。
ヨコシンからの連絡は、お母さんが危篤だって内容だった。
「夜、行くよ。」
「うん。おかん、元気になるかも。」
「現場が終わったら打合せ一本だけだから、打合せ終わったら行くから。」
「うん。」
打合せが早く終われば行ける。
そんな風に思ってたのがバカだった。
もう、そん時に行けばよかったんだ。
現場は別な日に挽回出来た。
また電話が来た。
「了ちゃん…」
「おう…」
「おかんね、死んじゃった…」
「…おう…」
昨夜は通夜だった。
「りょ…団長。おかんの顔、見てやってくれる?」
「うん。」
眠ってるみたいだ。
いつものお母さんだ。
「お母さん、色々とご馳走様でした。ヨコシンを産み育ててくれてありがとうございました。俺、ヨコシンに色々と助けてもらってます。お母さんのおかげなんですよ?ありがとう。お母さんとお話しすんの楽しかったよ。ご馳走様でした。」
お母さん、さようなら。
ヨコシンのエール、最高だったよね。
届いてたかい?
絶対、届いてたよね。
「お母さん?大好きな団長来てくれたよ?団長は何でも言えって言うから、わがまま言ってさ、無理して来てもらったよ?みんなも来てくれたよ?俺たちから感謝のエールを送ります!エール用ぉぉぉぉぉぉおおぉ意!!!!」
ヨコシンのエールは皆の胸を打った。
最高のエールを見せてもらった。

最高のエールだった。
僕は心を亡くしていない。
むしろ満タンに近い。
心残りは、お母さんとのバーベキューの約束を果たしていないこと。
などと言う人がいますがね、忙しいけど心はあるよ。
シルマは女の子なので、僕が帰るとウットリとした目で見つめてきます。
可愛いです。

ファンキーベイビー工務店、一気に人が増えた感があります。

ロックオンミュージックスクールも間もなく完成。
生徒の皆様、お楽しみに〜!
館山先生が佐々木さんにクロスの手ほどきを開始しました。

シルマが2歳になったり。

生徒たちに攻撃されたり。

揉みくちゃにされたり。

事故ったお爺さんを救出したり。
(そう言えば発煙筒を使っちゃったんだ。買わなきゃいけない…)

栗原市民祭に行ったり。

カキ氷買ってあげたり。

ダイアログを応援したり。

リレーフォーライフの応援したり。

「団長、手伝ってけろ。」
「いいよ。」
と安請け合いをして、チバサチコ宅のキッチン作業台を作ったりしていました。

鍋を直接置けるように、タイル仕込み。

元気に過ごしています。

そのような中。
ヨコシンから連絡があった。
「了ちゃん…」
なんだか、嫌な予感がした。
いつもヨコシンの家に遊びに行くと、お父さんとお母さんが嬉しそうに出てきて、あれやこれやと話をしていると数時間が経つ。
何度一緒にご飯を食べたろうか?
カレーだったり、生姜焼きだったり、とにかく人の実家でムシャムシャとご飯を食べることが多かった。
「団長、冷蔵庫にお茶入ってるから。」
「はぁ??俺に取れと??」
「ばあさん、団長にセルフはまずいでしょう。団長様なんだから。」
「いや、そういうことじゃくてさ。人の家の冷蔵庫を開けるのはいかんよ?と育てられたから…」
「家族みたいもんじゃないのぉ!」
大抵、その場にヨコシンはいない。
100パーいない。
なんならユウトもいない。
お父さんとお母さんに呼ばれて行く(笑)
「団長〜、あたし新しいキッチンで料理したいんだよ。」
「分かったよ。忙しいから仲良い人達は後回し!」
「え〜、でも死ぬ前に頼むよ?」
「分かったって。」
そんな話をしてた。
酢漬けのキャベツを食べさせられながら。
念願のキッチンを綺麗に入れ替えた。
「はい出来た!」
「あ〜、夢が叶った!」
ってニコニコニコニコしてた。
「もったいなくて使えない!金持ちのおうちみたい!ありがとうね、団長!」
って喜んでた。
何年ものの汚れの取り方とか教えたけど、
「息があがるんだよね〜」
とか言うから、
「チッ、甘えやがって。」
と全部ピカピカにした。
「あ〜、これでいつ死んでもいいわ(笑)」
「あんまり死ぬ死ぬ言うなよ。」
そんな話をしてた。
ヨコシンのお父さんから連絡があった。
「ちょっと団長、来てくれない?」
「ぇぇぇええ?」
「ごめん。急用なんだ。」
「分かった。じゃあ明日?」
「構いません、ありがとう。」
普通じゃなかった。
「ばあさん。具合悪いんだよ。熱が出てさ。」
「そんなに悪いのかい?」
「お盆まで持たねぇって。」
「ぇえぇえええ?」
「いや、ホントなんだよ。階段上がれないだろうから、この一階をね綺麗にしたいわけ。」
「いつまで?」
「盆明けには退院してくるからそれまでに。」
「ぇぇぇえええええええ??タテちゃん行ける?」
「やるしかないじゃん。」
「だそうです。やれます。」
「ごめんな、団長。いつもいつも。」
「うん。」
館山、頑張ってくれました。

「団長、ありがとう。俺、ばあさんのためだからね、がんばるから。」
「がんばってよ。なんでも言って、俺に。」
【なんでも言え、俺に。】
それは、きっと僕の口癖だ。
ヨコシンからの連絡は、お母さんが危篤だって内容だった。
「夜、行くよ。」
「うん。おかん、元気になるかも。」
「現場が終わったら打合せ一本だけだから、打合せ終わったら行くから。」
「うん。」
打合せが早く終われば行ける。
そんな風に思ってたのがバカだった。
もう、そん時に行けばよかったんだ。
現場は別な日に挽回出来た。
また電話が来た。
「了ちゃん…」
「おう…」
「おかんね、死んじゃった…」
「…おう…」
昨夜は通夜だった。
「りょ…団長。おかんの顔、見てやってくれる?」
「うん。」
眠ってるみたいだ。
いつものお母さんだ。
「お母さん、色々とご馳走様でした。ヨコシンを産み育ててくれてありがとうございました。俺、ヨコシンに色々と助けてもらってます。お母さんのおかげなんですよ?ありがとう。お母さんとお話しすんの楽しかったよ。ご馳走様でした。」
お母さん、さようなら。
ヨコシンのエール、最高だったよね。
届いてたかい?
絶対、届いてたよね。
「お母さん?大好きな団長来てくれたよ?団長は何でも言えって言うから、わがまま言ってさ、無理して来てもらったよ?みんなも来てくれたよ?俺たちから感謝のエールを送ります!エール用ぉぉぉぉぉぉおおぉ意!!!!」
ヨコシンのエールは皆の胸を打った。
最高のエールを見せてもらった。

最高のエールだった。
僕は心を亡くしていない。
むしろ満タンに近い。
心残りは、お母さんとのバーベキューの約束を果たしていないこと。