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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

僕はバカ

2019-02-16 12:26:11 | 日記
君は、おいしいモノを作ることが上手。
ジンジャーエールも辛くておいしい。
いつも気持ちのいい音楽をかけている。
あたたかくて優しい笑顔で、でも僕の言うことには腹を抱えて泣きながら笑う。
店の工事の時、ずっと手伝ってくれた。
何年経っても、
「おかげさまで…」
を言う。
僕は君をね、弟のように思っている。
「彼女できたか?」
「ちょっと太ったんじゃないの?」
そんなことをね。
もう言えないんだ。

急に日が沈んだような感じ。
夜が明けても、暗いまま。

本当はその日、行こうと思ってたんだ。
(顔出そうかなぁ、近いし)
と思ってた。

でも、僕は行かなかった。

出張の準備と稽古があるから、どうしようかと思ってた。
ニューヨークから戻ったらお土産と土産話を持って行こうかと思ってた。

僕はまた同じ失敗を繰り返した。

歳を重ね、また心に決めたことが増えた。
もっと勘を信じることにする。
直感だけは誰にも負けないのに。
そうやって生きてきたくせに、そうしなかった。
頑固な奴になったと思われてもいいや。
これからはもっと勘を信じて生きる。
根拠なんて、もうどうでもいい。

悔やんでも悔やみきれず、
油断をすると涙が溢れ、
まだ信じることも出来ず、よく眠ることも出来ない。

当たり前であることは当たり前ではなく特別なこと。
正しいことと幸せは違う。
同じく、贅沢と幸福は別物。
正しくなくてもいいから生きていて欲しいよ。
贅沢なんて望まないから、もう一度笑い合いたい。
「大きくなりましたね」
と息子たちを見て欲しい。

遺された僕らを、青空から見てろよ。

いつも僕に優しさをありがとう。
こんな僕を慕ってくれて、ありがとう。

また会う時に、
「やっぱり平さんでしたね。」
と言われる男であろうと思う。

僕は、君の愛したモノと、君をずっとずっと愛してくれた人たちを命がけで支える。

僕はいつでも側にいて、相変わらずのバカでいればいい。

僕はバカでいい。

でも、もうバカはやらん。

京都に移動しています。
皆が一緒で、なんかよかった。
コメント (2)
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