Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

ポンピドゥーセンター キュビスム展(国立西洋美術館)

2023年10月06日 | 美術・芸術
会社のナントカの日で平日の休日。先日のテート展で懲りたので、始まったばかりの「ポンピドゥーセンター キュビスム展」に行く(国立西洋美術館)。

セザンヌに触発された若き画家たちがその跡を追い(ピカソとブラックの若い頃の作品が並ぶのは壮観)、やがて面は刻まれ、視点を変えて再構成されていく。その過程は実にエネルギッシュで、展示を辿ればその激動のうねりを体感することができる、素晴らしい構成。


(ポール・セザンヌ「ポントワーズの橋と堰」1881年、油彩・カンヴァス、国立西洋美術館蔵)


(ロベール・ドローネー「パリ市」1910-12年、油彩・カンヴァス、ポンピドゥーセンター蔵)

因みに、個人的に一番ぐっと来たのはこのモディリアーニ。暗い緑色の背景に、阿修羅のごとく浮かぶ赤い顔。


(アメデオ・モディリアーニ「赤い頭部」1915年、油彩・厚紙、ポンピドゥーセンター蔵)

東京での会期は来年の1月28日まで。その後、京都に巡回。

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
2023年10月3日~2024年1月28日
国立西洋美術館

〈巡回情報〉 
 2024年3月20日~7月7日
 京都市京セラ美術館

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