怒涛のような一週間が終わり、週末の夜。
暦の上ではそうだが、実際は、溜まった仕事を持ち帰ることにし、
折れそうになる心を抱えて、立ち寄った1軒のバー。
バーテンダーさんを独り占めするのはご法度とは分かっているものの、
今日だけは、許して欲しい。
気付くと他のお客はみんな引け、閉店時間も過ぎている。
バーテンダーさんもカウンターの中から出て来て、隣に座る。
バーテンダーさんはハイボール、私は最後にギムレット。
じんわりと心に染み入る、言葉とお酒。
全ては自分で選んだこと。自分に味方してやろう。
自分に味方してやれるのは、自分しかいない。
やんわりと、しかししっかりと、心を整えて、家路につく。
思いは深く、堅く、そして優しく。
そうやって、歩いていく。
前を向いて歩いて行くのみです
魚花さんも旅人ですね