りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

貸本屋があった頃…。貸本屋って良いシステムだったんじゃないかな?

2013-06-19 22:23:39 | 

 漫画と言えば、私の子供の頃には近所に「貸本屋」というものがあって、小学校低学年の頃は、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン、それにキング(マイナー!)…と、ほとんどの少年漫画誌を読んでいた私。(その頃の漫画の話になると、ロック話と同じく止まらなくなってしまう。)

 この貸本屋というシステム、だいたい当時100円ぐらいの雑誌だと、1日借りて25円だったと記憶している。(今はだいたい少年誌は250円程度らしいので、今だと70円ぐらい…という感覚か。)

 今は漫画は雑誌も単行本もシールでくるまれ、立ち読みが出来ないところがほとんど。(ブックオフなんかは立ち読み自由だけど…。)まぁ、業界の事情は分からないでもないが、これだと、漫画自体、読むキッカケが出来ないんじゃないかな…と(元)漫画ファンとしてはちょっと心配…。(「貸本業」については、無店舗経営で本を宅配する業者などが生まれるとともに、大規模ビジネスへの移行の動きなど、新しい段階へと移行する兆候を見せ始めている…とのことだが。)

 私に限って言えば、貸本屋がなければ、数々の名作漫画と出会うこともなかった。「貸本屋って良いシステムだったんじゃないかな。」と思うし、近所に貸本屋があって幸運だったな…と思う次第である。


「二郎は鮨の夢を見る」所感Ⅲ 料理人…と言えば、やっぱり料理漫画の古典「包丁人 味平」だよね。

2013-06-19 22:01:16 | 

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 今回「二郎は鮨の夢を見る」で修行している寿司職人さん達を見て思い出したのは料理漫画不朽の名作「包丁人 味平」。(古い…。)

 この「包丁人味平」、昭和40年代に「週刊少年ジャンプ」に連載されていたのだが、高級料亭の一人息子 塩見味平が家を飛び出し、洋食屋(キッチン・ブルドック)に修行に出て、包丁勝負などをしながら、和食~カレー~ラーメン…と、さまざまな料理にトライしていく…というストーリー。(ちなみに当時、少年ジャンプでは反戦漫画?「はだしのゲン」も連載されていたのだが、アンケート至上主義で有名なジャンプにあんなヘヴィな作品が連載されていたというのは、今考えると本当に驚かされる。)

 今でこそ料理漫画などは珍しくもなんともないが、当時、少年漫画で料理をテーマにした…というのは本当に画期的な事で、やはりエポックメイキング的作品と言うことで記憶されておくべき作品だろう。本当に「原作者の牛耳次郎 偉大なり!」と言ったところ。(個人的には「カレー戦争編」が好き。ブラック・カレーなら3万円出しても良いかな…。)

 こう書いているうちに「包丁人 味平」また読みたくなってきたのだが、復刻版全巻を高校の同級生K君に貸したっきり戻ってこない。(まぁ、本を貸すというのはそういうものだけど…。お~い、K君、返してくれよ~。)

 しかたがないので、今度、古本屋に行って、全巻買い直したいと思っているが、料理漫画の古典…ということで未読の方には是非オススメしたい漫画である。