漫画と言えば、私の子供の頃には近所に「貸本屋」というものがあって、小学校低学年の頃は、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン、それにキング(マイナー!)…と、ほとんどの少年漫画誌を読んでいた私。(その頃の漫画の話になると、ロック話と同じく止まらなくなってしまう。)
この貸本屋というシステム、だいたい当時100円ぐらいの雑誌だと、1日借りて25円だったと記憶している。(今はだいたい少年誌は250円程度らしいので、今だと70円ぐらい…という感覚か。)
今は漫画は雑誌も単行本もシールでくるまれ、立ち読みが出来ないところがほとんど。(ブックオフなんかは立ち読み自由だけど…。)まぁ、業界の事情は分からないでもないが、これだと、漫画自体、読むキッカケが出来ないんじゃないかな…と(元)漫画ファンとしてはちょっと心配…。(「貸本業」については、無店舗経営で本を宅配する業者などが生まれるとともに、大規模ビジネスへの移行の動きなど、新しい段階へと移行する兆候を見せ始めている…とのことだが。)
私に限って言えば、貸本屋がなければ、数々の名作漫画と出会うこともなかった。「貸本屋って良いシステムだったんじゃないかな。」と思うし、近所に貸本屋があって幸運だったな…と思う次第である。