電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

香港フイルム・マーケットその11

2007-04-11 18:11:13 | Weblog
そろそろ香港マーケットの話を終わりたいと思いますが、今年も出展していなかった大手(中国星、GH、フォーチュン・スター、等)の中、いつもながら大きなブースを構えていたのがメディアアジア社です。
『インファナル・アフェア』の成功以降、常に話題作を提供していますが、今回は『投名状(元題:刺馬)』が大きく飾られていました。ジェット・リー、金城武、そしてアンディ・ラウと、このキャスティングでピーター・チャンが監督となるとどんな作品に出来上がるかが楽しみなのですが、チャン・チェ監督のオリジナル作品『ブラッド・ブラザース刺馬』で助監督だったジョン・ウー監督の中国(香港)復帰第一作(プロデューサーとして)の『天堂口』の英語題名がBLOOD BROTHERSとなっているのが非常に気になるところです。出演がダニエル・ウー、チャン・チェン、スー・チー、リウ・イエ、トニー・ヤンと、中華圏のファンにとっては若手の魅力ある顔ぶれが揃っています。ストーリーは1930年代の上海を舞台に、未来のよい生活を夢見てこの地にやってきた純真な3人の男たちが、時が過ぎるうちに犯罪の人生を歩むことになり・・・・という内容のようで、1970年代、ショウ・ブラザース時代のチャン・チェ監督についていたジョン・ウーの想いが描かれていそうで、こっちがもしかすると『刺馬』のイメージが強いのではないかなと思い、これは早く観たい作品です。
ちなみに『投名状』の権利、非常にばか高かったようですが、さて、どこが手をつけたのやら。