電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

香港フイルムマーケット2007その9

2007-04-07 17:29:24 | Weblog
香港でのビデオ発売大手である美亞娯楽(メイアー)ですが、1980~90年代にかけてのビデオ時代ではこのメーカーがほぼ独占状態でした。レーザーディスクも手がけ、昔はほんと、高いお金を出して買っていました。
そのうち、映画製作にも参入して、現在にいたっています。
さて、その美亞ですが、2007年におけるラインアップ発表は、“BIG MISSION 100”というのを立ち上げました。今年はちょうど香港が中国に返還されて10年。そこから新たに向こう5年間に100本の作品を製作し、自社ライブラリーを強固にするだけでなく、人材や作品の開発、そしてネットワークを強くしていくという、壮大な企画です。
この“BIG MISSION 100”に大きく関わっているのが、私のブログで以前にも名前を出しているウェリントン・ファン氏。シネマシティ時代に日本へ『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を売りに来ていた方で、その後、スターTVを立ち上げた一人です。
現在わかっているラインアップは
『野・良犬』製作:テディ・ロビン 監督:デレク・クォック
出演:イーソン・チャン、エリック・ツァン、ジョージ・ラム、リン・ウェン
『地獄第19層』監督:ライ・ミュシュー
出演:ジリアン・チョン、シャン・タム、ヴィンシー、パトリック・タム
『武侠 梁祝』監督:ジングル・マー
出演:ルイス・クー、リウ・イーフェイ、ショーン・ユー
『圍・城』監督:ローレンス・ラウ
『南拳』監督:ウィルソン・イップ
『山榜Ⅱ』製作:ジョー・マ 監督:ウォン・ジンポー
『男人都有更年期』監督:ジョー・マ
その他、エリック・ツァンが製作の『江湖義』『小小大丈夫』
題名だけでは『英雄本色2007』『青苔』『新殭屍先生』
といった作品が予定しているようです。
5年で100本というと、1年で20本。本当に作られるのか乞うご期待ですね。