電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

アン・ホイTV作品1

2009-10-26 16:07:56 | Weblog
アン・ホイ監督の『生きていく日々』を見たかったのですが、当日券もなく残念でしたが、彼女のTV時代の作品集の1,3も押さえなければとこれはしっかり見ることができました。
作品1のほうは「龍虎豹」シリーズの第6話と「北斗星」シリーズの阿詩の話の2作品です。「龍虎豹」は弁護士の話で、冒頭にヒッチコックに捧げるというテロップが出ます。ある金持ちの夫が妻が浮気をしているから離婚したいという仕事依頼が持ち込まれます。妻は元歌手で美人。その彼女はいつも海水浴に行くのだが、そこで夫の友人たちが彼女が男と抱き合っているところを目撃したとの証言があります。ところがその弁護士のところに妻が現れ、夫には愛人がいると告白します。そんなこんなで話が進むのですが、最後、ミステリアスな結末にしているのですが、なんかよくわからない終わり方でした。(途中に睡魔が襲ってきて大変でしたが)

「北斗星」シリーズはダミアン・ラウ主演でソーシャルワーカーの活躍を描いた作品です。中国大陸から密航でマカオの従姉妹をたよった少女シーが、身を落として娼婦となり、客の青年と親しくなるものの、青年は麻薬づけでそれが見つかり保護観察の身になっています。彼女は幸せの日々を送れるものと思いきや、青年が再び麻薬におぼれ収監され、青年の両親からも冷たい目で見られ、居場所がなくなった彼女は再び娼婦の世界へ落ちていく話です。この作品ではまだすごく痩せてて野性的二枚目のン・マンタがシーを香港の娼婦に落とす若者を演じていました。彼があんまり痩せているのでびっくりでしたが・・・
当時の香港が抱えている問題が、今現在も違う形で変わらなく続いていることを感じるのですが、貧しい(お金がない)ということがいろんな犯罪につながっていくということは今の日本にも当てはまるような気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿