春に香港へ行った時、ホテルで話しかけられた日本人の親子に、「スターフェリーのセントラル側ってどこで乗ればいいんですか?」って聞かれて説明したのですが、「でも、駅が移動しているので、着いた場所は前と違うところになってますよ。」というと、「え~」と驚かれてしまいました。
今日新聞を読んでいたら、最近、市民が政府に対して、街並み保存運動(集体回憶)を展開していると書いてありました。中環の大通から山手に伸びる嘉咸街という露店街の再開発が計画され、香港らしい雑然とした雰囲気と歴史を持つこの地区も経済の波に飲み込まれようとしているとのことです。
この場所は映画の撮影でもよく使われている場所なのですが、先のスターフェリーの件を含め、市民が街の歴史を保存していくことに大きな関心をよせているのだそうです。
香港は土地自体がすべて政府のもので、これまで再開発を繰り広げることで、経済価値を高めてきた経緯があります。古くなった場所を再開発して高層ビルを建てれば、地価収入になっていくわけです。
しかし、これまではそういったことにも否定をしなかった市民も、古いものに対する価値観を見なおしてきたのだそうです。
街がどんどん高層ビル化していくのもいいかもしれませんが、例えば東京の銀座でも、景観をそこなわないように区の条例で高さ制限をしているのですが、昨年某デパートがそれ以上の高さのビル計画を発表して喧々諤々の議論となり、結局、白紙になったこともありました。
香港は東京の半分ぐらいしか面積がないので、もし同じような建物ばかりになってしまうと、それこそ観光を目玉にしていた香港の魅力もなくなるのではないでしょうか?
今日はちょっぴりまじめなお話でした。
今日新聞を読んでいたら、最近、市民が政府に対して、街並み保存運動(集体回憶)を展開していると書いてありました。中環の大通から山手に伸びる嘉咸街という露店街の再開発が計画され、香港らしい雑然とした雰囲気と歴史を持つこの地区も経済の波に飲み込まれようとしているとのことです。
この場所は映画の撮影でもよく使われている場所なのですが、先のスターフェリーの件を含め、市民が街の歴史を保存していくことに大きな関心をよせているのだそうです。
香港は土地自体がすべて政府のもので、これまで再開発を繰り広げることで、経済価値を高めてきた経緯があります。古くなった場所を再開発して高層ビルを建てれば、地価収入になっていくわけです。
しかし、これまではそういったことにも否定をしなかった市民も、古いものに対する価値観を見なおしてきたのだそうです。
街がどんどん高層ビル化していくのもいいかもしれませんが、例えば東京の銀座でも、景観をそこなわないように区の条例で高さ制限をしているのですが、昨年某デパートがそれ以上の高さのビル計画を発表して喧々諤々の議論となり、結局、白紙になったこともありました。
香港は東京の半分ぐらいしか面積がないので、もし同じような建物ばかりになってしまうと、それこそ観光を目玉にしていた香港の魅力もなくなるのではないでしょうか?
今日はちょっぴりまじめなお話でした。
でも、いくら美味しくても、次行った時、店はもう無いのは当たり前だし、香港政府観光局も映画のロケ地で観光客を呼ぼうとしたんだけど、やはりみんなの印象に強く残っている香港映画って香港映画華やかなりし頃のロケ地をみたいから、無いんだよねロケ地が…。
香港って残酷だなあって思うのは、区間整備で、前の街並みを影も形もなくしてしまうところ。
それでも、それを香港人に言うと、発展しているのだから当たり前と言っていたのです。
コーズウェイベイのクィーンズカフェへ行って、ロケ地へ行ったと喜んでいる人がいますが、「欲望の翼」の皇后飯店はあの場所ではありません。
それでも、来年新春来日予定の某香港俳優が、「今の香港は香港ではない。返還前の香港が僕の香港。」と言っていた。う~ん、彼は正しい。
私にとっての香港って、あのごちゃごちゃした街並みで偶然出会った少年。掃きだめにお人形だったレスリーがいたアイドルってた頃かなあ~…
URLのページにデレク・ツァンによる写真が掲載されています。哀愁を感じる写真だったので紹介したいと思いました。「(香港大学教授)アクバー・アッバス曰く、香港は常に失われゆく街」。。。早く香港に行かなくては。。。。
ところでシネマートでアンジェアラ・マオさんが「ケネス・ビー監督のお母さんとは今も連絡を取っています」とおっしゃっていましたが、監督に聞いたところ、「僕の母はカンフースターじゃない」とのこと。一体どなたのことなのでしょうねぇ。。。
BcatWcatさん、はじめまして。ケネス・ビー監督のお母さんはリン・ポー(凌波) というショウ・ブラザースで活躍した方で、代表作に『梁山泊與祝英台』があります。なのでカンフースターではありません。
街は生き物とは言え、単に高級ショッピングモールだけになっては
アジアも画一化していまい、味気ないですね。
六本木も映画祭のゲストをよく連れて行ったおばちゃんがやって
いた気さくな小料理屋や70s-80sディスコなどがミッドタウンの
犠牲になって消えていきました。残念な限りです。
先月末、遅れ馳せながら香港映画祭の際のお礼を貴社Ms.T経由で
送らせていただいた松下という者です。前世紀・全盛期の香港映画に関するお話しは特に参考になります。
あ、うちのスタッフからメール転送されていました。お返事出していなくてすいませんでした。今後なにかありましたらよろしくお願いします。