電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

アーティスト・キャンパス

2006-07-10 20:19:00 | Weblog
事務所の机の足元にある資料を入れた袋が破れかけていたので、新しい紙袋に移し変えていたら、1枚のDVDが出てきました。今から3年前ぐらいに、日本のジャッキー・チェンの事務所から貰った、所属スターの業界向けプロモーションのDVDでした。
皆さんもご存知だと思いますが、ジャッキー・チェンをスターにしたマネージャーのウイリー・チェンは、香港にマネージメントのシステムを持ち込んだ一人であり、1980年代に多くのスターのマネージメントをしていました。マギー・チャン、ロザムンド・クァン、ジャッキー・チョン、ジョイ・ウォン、マリア・コステロ等、一時期は20人以上はいたと思います。その後は所属スターも減りましたが、90年代の終わりから、再び若手スターを中心に、マネージメントを活発にするようになりました。そして、以前のジャッキー&ウイリー・プロダクションから、ジャッキー以外のスターたちは、アーティスト・キャンパス(影芸顧問国際有限公司)という、JCグループのひとつであるこの会社の所属となりました。
ここに所属しているスターは、ダニエル・ウーを筆頭に、テレンス・チャン、マギーQ、樋口明日香、そして一時期はエディソン・チャン(現在はリッチ&フェイマス社)も所属していました。また、ジャッキーのスタントマンチームの一人で俳優としても活躍するロウ・ワイコン/別名ケネス・ロウ(慮恵光)もここに所属しています。このDVDは3年前なので、エディソンの映像とかも入っていますが、16人の所属スターたちがだいたい2分前後で、自分の自己紹介を英語や広東語、北京語等々、自分をアピールする内容になってます。もちろん、業界アピール用のものなので、3サイズとかも載っていますし、なかなか貴重な資料です。
長年、香港映画に携わっていて、古い時代だと英語を喋れるスターが少なかったのですが、最近は帰国子女が多いので、英語を含めた3言語は皆しゃべれるということ(マギーは中国語だめみたいですが)がわかりました。なかには日本語をアピールする人もいるので感心してしまいます。で、この中でいちばん年長者のロウ・ワイコンは80年代の人なので、さすがに英語はだめみたいですが、そのかわりタイ語がしゃべれるというのがわかり、驚きました。
時代の流れというか、3年前と比べ、ダニエルも今やこの事務所の看板スターになり、マギーQは『MI:3』に出演と、世界的に活躍するスターを輩出する事務所になりました。さすがJCですね。


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