電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

懐かしの写真3

2007-02-27 17:31:47 | Weblog
今日は東宝東和の作品のキャンペーンで来日したときのホイ3兄弟の写真です。バックに噴水、そうです日比谷公園内の噴水のところの写真です。前にもレスリー・チャンの来日の話のときにもふれましたが、1970年~80年代にかけての来日スターの宿泊先というのが、日比谷の帝国ホテルか、虎ノ門のホテルオークラ、また最近閉館したキャピトル東急でした。80年代に入ってからはできたばかりの赤坂にあるホテルニューオータニもよくスターが泊まってました。
帝国ホテルに泊まったスターは、取材の撮影はかならずといっていいくらい、日比谷公園に行って写真撮影をしたものです。香港でもなかなか最近みかけないこの3ショット、うちの師匠が大事にとってある写真から見つけて今回載せましたが、当時の東宝東和といえば、「宣伝の」というキャッチがつくくらい、宣伝力がありました。特に題名のつけ方は秀逸ですが、日本でつけた『Mr.Boo』は、その後、香港に逆輸入されて、英語題名にもなったほどですし、シルベスター・スタローンの『ランボー』も、日本がつけた題名から第2作目からアメリカ本国で『RANBO2』になったというくらいの力があったわけです。ジャッキー・チェンの『スパルタンX』や『サイクロンZ』とか原題とはまったく関係のない、意味不明の題名でありながらも、映画ファンの心をくすぐった題名が成立していたあの頃、題名に惹かれて観にいってよくだまされてましたね(『サランドラ』とか(笑))。