今日の舞台はここ、四方を見張りながらカトリヤンマがやって来るのをじっと待ちます。
すぐにメスが産卵場所を探しにやってきましたが、残念ながら素通りでした。
産卵はこのような田んぼの畦のたもとなどにします。
卵で冬を越し、田植えの時期になり田んぼに水がはられると(5月)孵化、そして7月には羽化します。
アキアカネやナツアカネと同じようなライフサイクルです。
しばらくすると今度はオスです。
ひざ下位の高さのところをぴょんぴょんと軽く跳ねるように飛んできました。
この飛び方をされると写すのは至難の業、はっきり言って無理・・・。
その後はぱったり、何も来ません。
待つこと2時間、ようやくホバリングを交えながら飛ぶオスがやって来ました。
カトリヤンマのホバリング時間は1、2秒から長いときは5秒を軽く越える時があります。
その時がシャッターチャンスなのです。
正面から見るとこんな感じでホバリングしています。
シャッタースピ-ドを上げると翅の動きが止まり、滑空しているような姿に見えます。
地味な名前とは裏腹に美しい体色をしています。
カトリヤンマ オス 2006年10月27日 神奈川県