トンボを写していたら、どこからか「チュ チュ」と聞こえてきました。
初め、ベルトが摺れている音かと思いましたが、じっとして動かなくても聞こえてきます。
何かの鳴き声です。
回りを見回すとエノコログサの仲間(かな?)の中に小さなネズミがいました。(写真中央)
声の主はコイツのようです。
ネズミの体長は5cm程、手のひらサイズです。
「へぇ~こんな小さなネズミがいるんだ」と思いながらしばらく見ていました。
どうもここは巣のようです。
まるで鳥の巣のような形のものが大人の膝位の高さのところにこしらえてあります。
中から親か子かわかりませんが、1匹・・・2匹・・・3匹・・・と全部で4匹顔を出してきました。
しかも1匹は降りようとしています。
巣立ちでしょうか?
それともファミリーでお出掛け?
「さっき近くにヘビがいたから気をつけろよ」と言い聞かせ、その場を去りました。
ネットで調べるとチビ達は全国的にも減りつつあるカヤネズミでした。
生息環境が主に標高の低い場所の休耕田・湿地・草原などのため、開発の対象となりやすく、都市部では急速にその数を減らしています。
神奈川県のRD2006では準絶滅危惧にカテゴリーされています。
2006年10月11日 神奈川県