古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

Pez

2010-09-14 18:39:42 | ルネッサンス・バロック音楽
エドガー・ハントの『リコーダーとその音楽』に
Johan Christoph Pez(1664-1716)のリコーダーとBCの
ためのアダージョとプレストも魅力的な作品である、と
書かれていて、長らく気になっていたので注文した。
$6・95だから600円弱。短い曲なのだろう。

さて1ヶ月後、届いた。
よっぽど売れなかったのだろう、店ざらし状態だったのか
日に焼け、縁がうっすら黄ばんでいる。ちょっと値切りたい感じ。
値段を隠すようにシールが貼られていたので剝がしてみたら
なんと$1・25とある。もしかして1$=360円の頃のもの!?
通低に数字はついていないし、強弱も書かれ、いかにも昔の楽譜
といった感じ。

さて曲はシンプルに尽きるがまあまあの曲。通低が入ると
もっといいのかもしれない。Pezがリュートを弾いたそうなの
でリュート伴奏で吹いてみたくなった。

Johan chiristoph Pezel(1639-1694)という作曲家もいて
同じ人と勘違いしているサイトもあった。
Johan christoph まで同じだからややこしい。
いずれマイナー作曲家には違いないけど、Pezの方は
やはりハント氏の推す、リコーダー2本が活躍する、
合奏協奏曲の形のコンチェルト・パストラーレはなかなか
良さそうな曲だ。
クリスマスコンチェルト選集などのCDにコレッリなどと
並んで入っている。
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