古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

次はダン・ラウリンコンサート

2010-09-24 17:31:21 | ルネッサンス・バロック音楽
コンサートシーズン3弾目は26日ダン・ラウリンのリコーダー
コンサート。全2回と違う共演のチェンバリスト(奥様とのこと)
の演奏も楽しみだ。

プログラムは初期イタリア曲にコレッリ『フォリア』、フレンチバロック
の名曲(オトテール、ブラヴェ、ロワイエ)に全く聴いたことのない
Andre Cheron の『シャコンヌ』に興味が湧く。リコーダーとチェンバロの
曲だろうか?

プログラムをみて楽譜のあるものは「予習」。CDは聴いてみる。
ラウリンの初期イタリアバロックのCD(チェンバロ&オルガン鈴木雅明)
はこの時代の珠玉のレパートリーが詰まっている。この中からは
フォンターナの2番が今度のプロにある。CDでは通低はオルガン。
この時代の通低オルガンはリコーダーとよく融け合う。チェンバロより
ゆるやかな、時にはユーモラスなかけ合いになる。

チェンバロ曲のロワイエ 『Le Virtigo』は 「眩暈」と訳される
のが普通だけど、プログラムの「気まぐれ」という訳もあるようだ。
仏語辞書には「馬の暈倒病」とある。何だか恐ろし。
和音の連打が喧しく「スキタイ人の行進」程長くないのがまだ救い。
これを弾こうという気は起こらなかった。チェンバロの音を聴くと
癒されます~という人を裏切ること受け合い。
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