朝日新聞に、「仕事力」というテーマで、「仕事をするにあたっての姿勢」や、
「仕事とは何か」について、著名人が4~5回ほどの連載で書くコーナーがある。
今日は、内田樹の最終回。
内田樹という人は、「寝ながら学べる構造主義」を書いた人。
ここでは著作家、武道家、大学教授と紹介されている。
学べる人の3条件を書いている。
①自分は完全でないと自覚でき、向上心をもてる
②指導者を自分で見つけられる(故人でも、著作でも、先輩、友人でも良い)
③素直な気持ち(愛嬌)をもてる
これらの条件をまとめると以下のようになると言っている。
「学びたいことがあります。教えてください。お願いします。」
私はどうだろうか。①の前半だけは、完全にではないが該当する。
②については、本から学ぼうとする姿勢が、少しだけある。
③は、なかなか難しい。バカになれない本当のバカに近いだろうか。
以前の職場の同僚に、有能な人がいた。①~③すべてに当てはまった。
彼は、より有能な先輩から学ぶ姿勢を持ち、大きく伸びて、職場から去っていった。
自分に対し不全感を持っても、自己否定に向かっていては向上できない。
人の良いところを見いだし、場合によっては直に学ぼうとする人は素晴らしい。
大人になると、自己を空しくして、さらっと教えを請える人は少ない。
このコーナーはけっこう面白い。
下記に朝日新聞のHPのアドレスを書いておくので、関心のある方はご覧あれ。
asahi.com(朝日新聞):就職・転職「仕事力」