悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

相対的で仮説に満ちた世界に生きる

2012-04-13 22:41:04 | 言葉

面白い本を読んでいる。
自分の立ち位置(国~所属集団~家族)によって、見える世界が違う。
この、今では当たり前の考え方が、比較的最近の考え方であること。
立場を違えて見てみれば、主張も変わり得る。すべては相対的である。
考え方が違ったり、何となく違和感を持ったり、認められなかったりしても、
立場が違えば当たり前のこと。
だから何でも了解しろということではなく、違って当たり前と、
腹をくくって受け止めてみればよい。
現実には、いずれかの立場に立ち、何らかの方向性を持ち、決定しなければならない。
事がうまく運ばなくても、右往左往することなく、違って当たり前の現状を、
どうしたら変えうるか、相手の視点で見直し、対応策を練り直す。

別な本であるが、物事は99.9%は仮説の世界であるという。今、常識となっていても、
いつの日か、別の視点が常識となる。そういうことの繰り返しで、現在に至っている。

オオカミとヒツジが、生まれてすぐに一緒に育てられたら、どういう関係になるのだろう。
真っ暗闇の世界は、前提を取っ払う。
物理的な暗闇ではなく、思考の前提をひっくり返せば、関係も変わりうる。