出立つ人の返し
おもふひと とどめてとほく わかるれば こころゆくとも わがおもはなくに
思ふ人 とどめて遠く 別るれば 心ゆくとも わが思はなくに
旅立つ人の返し
想いを寄せる人を残して遠くに旅立つので、さあ出発しようなどと言う気持ちには私はなれない。
421 に対する返礼の歌。貫之が、旅立つ人、それを見送る人、両方の気持ちになぞらえて一首ずつ詠んだということですね。
出立つ人の返し
おもふひと とどめてとほく わかるれば こころゆくとも わがおもはなくに
思ふ人 とどめて遠く 別るれば 心ゆくとも わが思はなくに
旅立つ人の返し
想いを寄せる人を残して遠くに旅立つので、さあ出発しようなどと言う気持ちには私はなれない。
421 に対する返礼の歌。貫之が、旅立つ人、それを見送る人、両方の気持ちになぞらえて一首ずつ詠んだということですね。