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藤井聡太竜王・第3戦

2023-10-25 11:20:01 | 日記
竜王戦 第3局 1日目

藤井竜王2勝

伊藤匠七段の先手で始まりました。
ここで一矢報いたい伊藤匠七段ですね。

藤井聡太八冠は初めてタイトルを取って以来、タイトル戦には負けていません。
この竜王戦も過去2度防衛して、今回が3度目です。
タイトルの八冠全てを持っている訳ですが、誰が藤井聡太八冠からタイトルを奪い取るか注目されています。

AIの状況判断が表示され、どちらが優勢か分かりやすいのですが、AIも最後まで読み切れている訳ではありません。
将棋はけた外れの道筋が有り、AIで解読しきれない道筋を棋士たちは考えているのですから、時間がいくらあっても足りません。

AIの評価で次のような場合が有ります。


お勧めの一手はBESTで表示された3五歩ですが、他にも評価が同じの一手が4種類も表示されています。
つまり示された一手の先を最後までは読み切れていないのです。

ただAIには「危険な道」と「安全な道」の区別がつきません。
人間なら同じような評価の一手の場合、両サイドが崖の細い道や、分かれ道の多い道は選びたくない。
普通は安全で分かれ道の少ない方を選びます。
ところが藤井聡太竜王は、あえて複雑で危険な道を選ぶ時が有ります。
それは相手にとっても危険で間違いやすい道筋なんです。
その複雑な道に誘い込んで戦いに持ち込むのは、本人にとり自信が有ると言うか、そこが相手との能力に差が有ると言うか・・・。
将棋には古来より色々な戦法・戦型があり、得意な形に持ち込むのは普通なんです。
でも、「危険で複雑」か「安全で明解」をその時々で選択する棋士は少ない。
なんとも恐ろしい棋士です。

将棋を研究するのはAIを使うが、現実の戦いは非常に人間臭い。
若い棋士なのに・・・老練です。