99.99%

オリンピック関連でお金の事を詳しく調べると疑問はいくらでも出てきますねぇ～。

巨額なお金が動く事業は企業にとって政治家や官僚の持つ情報や権力は利益を左右します。
極端に言えば民間企業同士の話なら、そこに卑怯な取引や違法の臭いがする取引でも、お互いが納得しているのだから・・・

そんな感じで放置する事も「アリ」かも知れませんが、民間企業に税金から支払いする場合は当然話しが違います。

疑惑の注目は「海の森水上競技場」
東京オリンピックでボートとカヌー・スプリントの競技会場になる施設です。
その費用は東京都が負担し、オリンピック終了後も維持していく施設です。

東京都が開催都市候補の時の予算では　約69億円
決定後に周辺工事費用が含まれていないとして、新しい予算が出てきた。その額が　1038億円。

これだけでも変ですよね。
本体の費用が69億円で、周辺工事が　約970億円なのに予算の段階で含まれていなかったなんて話ありますか

こんな感じの予算が山ほどあるんですねぇ～

何かをする前に〇〇円ほど必要ですと言って許可を求め、それが通るとプランを立派に完成させるには〇〇〇円必要と言い、その違いが桁外れ。　これは詐欺そのものです

こんな事があれば、誰だって何処かの誰かが不当な利益を得ていると感じますよネ。

そして、周辺工事でそんなに必要なのか・・・と、疑問の声を上げると。。。
試算を見直して出てきた数字が、これまたビックリ

1038億円⇒⇒491億円　半額以下に変更です。

こんな事ってあります
最初の1038億円は、、、なに???　って、なりますよね。
こんな適当な試算も呆れますが、こんな事を平気で公表する人たちの心臓にもビックリです。

この「海の森水上競技場」関連での工事で、注文する側の予定価格が248億9863万9680円に対して、
入札に参加したのは大成建設を中心としたジョイント・ベンチャー企業が示した入札金額を聞いても呆れます

その額は　248億9832万円　　　差は僅か31万円で予定価格の99.99%です。

フォーナインと言って金なら純金と呼ぶ割合です。

額が大き過ぎてピンと来ませんが、、、
簡単に言うと・・
市が道路の側溝工事(みぞ)をする時に、注文する前にどれ位のお金が必要か試算します。
いわゆる「見積もり」です。　
そして、これ位だろうという額を出し、それ以下で引き受ける業者を入札と言う方法で探すのです。
もちろん注文する側が独自に作成した「見積もり」の額は非公開です。
入札する業者は入札価格を低くすれば仕事は取れますが利益は少なくなります。逆にその額に近いほど利益が大きくなるので業者は知恵を絞ります。
仮に、、その「みぞ」の工事の予定価格(秘密)が100万円だとします。
それに対して業者が出してきた価格が99万9900円と言うのと同じ事が、この248億円あまりの巨額な工事で行われたのです。

たった一社の入札でそんな事がありえるでしょうか???

絶対にありません

こんな事が自分の横で行われ、それを止める力も無かった舛添さん。
自分だけ質素にするなんてバカらしくて出来なかったのでしょうか。

さあ　新都知事の小池さん、、、何処までやれるか楽しみですが、あまりにも疑惑が多すぎて、結局はどれもこれも中途半端で時間切れになる可能性もけっこう高い。。。。
　　　頑張ってください