地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

覚醒剤の罰

2016-09-01 18:40:15 | 日記
和歌山で発生した拳銃による殺人事件は犯人の自殺と言う形で終わったが
そこには覚醒剤の問題があります。

清原和博、高知東生など有名人の場合は覚醒剤使用で逮捕される事により、当人も多くのモノを失い、大変な罰を受けるように思いがちですが、一般人で地方から都会に働きに出た人達にとっては、たとえ覚せい剤使用で逮捕されても
車の駐車違反でキップをきられる程度のペナルティーしか無いのが現実なんです。

初犯では殆どが執行猶予です。

覚せい剤の使用と言うのは単なる違反行為(直接の被害者は存在しない)だと言う事なんでしようが・・・
本当にそういう解釈で良いのだろうか

最初に言った和歌山の事件の様に、その違反の次には殺人が待ち構えている。
拳銃や刃物を使わなくても、車で暴走するとかもあり、この場合は殺人が事故になってしまう可能性も大きい。

なんでも外国と比較して考える事は好きじゃないが、この覚醒剤は外国から入ってきているので、やはり外国での処罰も考慮するべきです。
覚醒剤で商売をしている人にとって、罰の大きな国に持って行くより、罰の小さな国に持って行く方を選ぶのは必然です。

覚醒剤・・違法な薬物に対してはすべてに置いて厳罰主義で良い感じます。

これだけ世の中でダメだと言っても使用する人が後を立たない現実を見て、その人達の規範意識の低さと自分を律する意思の低さに驚きさえ感じるしだいです。

それだけ自分に対して甘い人達が覚醒剤に手を出しているわけですから、自分で規制できない人には、他人に迷惑をかける可能性が高いだけに「法」で強く規制するしかないのです。

私も「自称・遊び人」だけに、覚せい剤を使用していると思われる人達を何人か知っています。

鑑別所⇒少年院⇒暴力団⇒刑務所で、組が解散した事もあり一度は堅気になったが別の暴力団に入る。
そんな人生の男はそこそこいてます。・・・

そういう過程の何処で覚醒剤を使用するようになったか解りませんが、私が知った時は間違いなく覚醒剤使用者でした。
彼が覚せい剤使用を止めていたのは拘留されていた時と、新しい組で組長のボティーガード役をしていた期間だけです。

その時期は太るし、顔の血色も良く、話も前向きな事が多かったと感じました。
その人は覚醒剤使用者の中では珍しいタイプで、割と使用を一時的に止めるのはあまり苦にならない人のようでした。
現在はクスリも暴力団も止めているのか健康な状態みたいです。

別の覚醒剤使用者は覚醒剤の売り手でもあり、自己使用者でもありました。こういうケースはけっこう多いんです。
その男も暴力団員で、その末路は肝臓を壊して亡くなりました・・・50才くらいで。

ほぼ、同じケースで30才代で肝臓を悪くして、血を吐いて亡くなった男もいます。
病院に見舞いに行った時に、嫁がタオルで夫の口に付いた血を泣きながら拭いていた姿を今でも覚えています。

また別の人は見るからにシャブ中毒で、身体は骨と皮だけで目だけがギョロギョロとした男でした。
暴力団員ではなかったが、シャブ中だけにまともに仕事は出来ません。
でもクスリ代は必要で、多くの回りの人達に小額の借金ばかり、挙句の果てに心臓麻痺で亡くなりました。

ですから、元々の私の感覚では覚醒剤イコール暴力団員なんですが、現実はそうでない人の方が多くなっています。
清原や高知の様に失うモノも多い人も覚醒剤に手を出すのだから、、、、彼らの脳ミソはどうなってるのか解らない。

私が知り合いになり、亡くなってしまった人達も、、、
もし、、、覚醒剤使用の初犯が10年の実刑なら手を出しただろうか・・・。
もし、、、最初に捕まった時に10年の実刑なら止める事が出来て、死ぬ事はなかったかも・・・。

覚醒剤を使ってしまった人たちの為にも、、、、
もちろん被害者を出さない為にも、、、覚醒剤に関する全ての罪に対しては厳罰で対処する方が絶対に良い

覚醒剤の事件ではないのですが、、、
少年が集団で仲間を殺した事件でも、犯罪を起こした少年達は今なら(未成年なら)刑期はどれくらいだろうか・・・
・・と、
考えています。 少年は軽い事を知っていて、罰が彼らの行為を止めるブレーキにはなっていません。

もし、、、成人に近い罰が待っていたら、最後の一撃は無かったか、誰かが強く止める可能性が大きく、あの少年は命を失う事は無かったと思います。

違反行為に何でもかんでも厳罰が良いと言っているのではありません。

犯罪の種類によっては厳罰で挑む事によって、
犯罪が減ったり、被害者が被害にあっても小さくてすむ場合がある事を解って欲しいんです。