究極の世界
昔中国に「宦官」の制度があった。宦官とは、去勢された男性が宮廷奥深く使える官人である。皇帝の皇嗣(精子)を受ける可能性のある女官たちの中で、仕事する為には、生殖能力を捨てる事を強要された。性欲はない。権力欲と金銭欲だけが残った人たちだ。日本の官僚は、性欲も金銭欲もありながら自制し出世して行く。
しかし、ハラスメントがこれほど問題視されるのならば、「去勢」した官僚が出て来るかも知れない。『セクハラが問題視された高級官僚が、記者会見で「お宝」を公表し疑いを晴らす。お宝とは、去勢した自分の分身だ。』宦官たちは大事にその「お宝」を、終生持ち歩いたという。
現実には、残念ながら、高度なジョークなどが行き交う、例えば記者と政治家の様な世界でも、一切の冗談がなくなる。特に女性記者には、質問にしか答えない世の中になる。際どい冗談が通じる一部女性記者とも、深くつきあうことはもうない!
人形です。
銀座のホステスに対しても、ハラスメントを意識する時代が来る。仮装恋愛の言葉遊びなど出来ない。コーチと選手も、さらに場合によっては夫婦でも、レイプで訴えられるので、悪い冗談は言えない。セックスも、恐る恐る申し出ることになる。Mとか、Sとかの趣味人も、勘違いすると犯罪になる。生身の人間を相手にするのは危険性が高いので、精巧な人形、昔のダッチワイフなどが唯一信頼のおける相手になる。まして会社においては、結婚を覚悟しても常に、女性を誘うことは命懸けだ!会社のオフィスなどは「男女別室」になるしかない。