相撲界が、最悪の状況に進んでいるように見える。
① 稀勢の里が千秋楽まで無理なようだ。
② 貴乃花親方がいまだに沈黙だ。
③ 協会も何のコメントも出さない。
以上の事を総合すると、最悪の状況が見えて来る。
まず、稀勢の里の不調は、後に続く日本人力の奮起に水を差す。同部屋の高安の好調も大関昇進時よりは
陰りが見えている。再び、モンゴル勢の隆盛につながりかねない。
ただし、日馬富士は引退勧告の可能性がある一方、同じモンゴル出身の、
鶴竜もケガの状態を考えると引退の可能性がある。
再び、白鵬の一人横綱時代になる。相撲人気がかげる事にもなりかねない。
次に、貴乃花の沈黙は、もっと深刻で、協会のゴタゴタを象徴するだけだ。
巷間言われる貴乃花親方の孤立(異端児)を、
証明するものに他ならない。
協会も沈黙をするのは、マスコミの餌食になるだけだ。
マスコミは、関係者の発言という事で、どんどん報道する。
色んな立場の勝手な発言で、どんどん真実がゆがめられる。当たり前の事だ。マスコミには何の責任感もない。
本場所終了後、会見しても記者からの質問は、多岐に渡り大混乱となるのは避けられない。
事態を一層こじれたものにする。八角理事長以下、元相撲取りたちは「世間知らず」である。
中学生の年齢から、相撲界にべったり所属し世間の常識に触れることなく成人する。
ただ相撲の番付が上であった事だけで、理事に選ばれ組織を運営している。
今のコンプライアンス・説明責任の時代に真っ当な対応は出来ない。
彼らの責任ではない。国技である以上、文化省の関与が必要とも考える。
※執筆中に八角理事長の謝罪が発表された。(単にコメントを棒読みしただけだった。)
今後想定される推移は、
①日馬富士を謹慎処分並びに罰金を命じ、世間から軽いと非難を受ける。
②貴乃花が、記者会見などで発言し、協会批判を展開し一層混乱する。
③白鵬が一人横綱の慢心から、彼も協会批判し貴乃花とも対立する。
④他の暴行事件が発覚し、相撲界への批判が高まり本場所開催の危機を再び迎える。
そうならない為には、すぐに外部経験者のアドバイスを入れて、
第三者機関を設定し事実関係を徹底的に調査し
その他の事案もすべて明らかにして、一場所休場(技量審査場所)にする。
その上で、
①全員外部学識経験者で理事会を構築する。
②結びの一番の(打ち出し)時間を、ゴールデンタイムとする。
③民放にも放送権を売り出し全く違う観点から中継をしてもらう。
④一定の外国人枠の制限を設ける。
⑤年間優勝者を集めて、年間最優秀者を総当たりにて決定する。
などなど、一大改革を行う。
弓取式もゆっくり楽しめる。
夕食時、ビールを飲みながら生の相撲を見れたら一層人気が出るのではないか?
いつも仕事から帰ったら相撲は終わっているのだから、つまらない。
たまにこんなことも!!
大好き大相撲。何とかしてくれ・・・・・。