羽田第二ターミナル

2005-02-23 14:09:46 | Weblog
受験に行く息子を送りに羽田まで。

ANAだったので、新しくできた第二ターミナルに。
広い。真ん中が吹き抜けになっていて、しかも複雑な構造になっているのですごくわかりにくい。何回も息子とはぐれて探しまわることに。疲れた。
和食のお店で昼食をとる。刺身定食。なかなかおいしかった。
強風で飛行機飛ばないんじゃないかと心配したけど、無事に搭乗。
同じ日に北海道に受験に行く友達がいるんだとか。都落ち流行ですか?

そのあと京急で新橋まで出て、日比谷シャンテへ。
映画「レオポルド・ブルームへの手紙」を観る。
大学教授の夫とひとり娘と平和に暮らしている女性が主人公。夫が浮気をしているのではないかと疑い、衝動的に出入りのペンキ屋と関係を持ってしまう。結局夫は浮気してなかったのだが、そのあと妊娠に気付き、さらに夫と娘が交通事故で死んでしまう。生まれた男の子を罪の烙印としてレオポルドと名付け邪見に育てる。
ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を下書きにした映画。『ユリシーズ』って読んだことがあるはずなんだけど、全く記憶にない、ということは読んでいないのと同じか。

なんか、いたたまれない感じの映画でした。最終的にレオポルドに救いはあるのだけど、母親に救いはないよなあ、これでは。そもそも彼女の不満というのは夫の浮気が引き金になっただけで、学問を続けたかったのに一家の主婦であらねばならないことへの苛立ちもあったはず。息子を愛せないのではなく、自分が許せないから愛してはいけないと自らを責めつづけた姿は痛々しかった。
ラストはちょっと安易な気がしたな。
12歳くらいのときのレオポルドがとてもかわいかったです。


映画を見たあと、時間もあるしとお堀端を歩いてパレスホテルまで。30分まではかからなかったけど、かなり疲れました。珍しく迷子にならなかった。

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