猫にかまける

2005-02-10 20:51:14 | Weblog
町田康の『猫にかまけて』を読んでいる。
先日、お友達のまりちゃんからもらったもの。
寝る前に少しずつ読んでいたのだけれど、「ヘッケ」の死んでしまうところが悲しくて、止まらなくなってしまった。

わたしも猫が好きで、この十年くらいずっと猫のいる暮らし。
前の猫は突然いなくなってしまって、今でも似たような柄の猫を見かけるとつい声をかけてしまったりする。どこかで生きていてくれればいいけれど。
今の猫は、せめて最期を看取ってあげたいなあと、ただただ長く一緒に暮らせることを願うばかり。

それにしても、町田さんの猫に対する愛情は半端ではない。
もう六年くらい前かなあ、武蔵大学の朗読会で始めて町田康というひとを見た。
でずっと気になっているひと。
独特の文体が好きなのだけど、実はちゃんと小説を読んだことはない。web日記だけは愛読している。これを機に、少し読んでみようと強く思ったことでした。

わたしの好きなひとは猫好きが多いような気がする。
柄谷さんも猫飼っていたんだよねー。今は知らないけど。


そんなわけで激しく寝不足。
まあ、昼寝しても許される環境なのでかまわないのだけど。
ふと思い立って久しぶりに半身浴をする。
だいぶ前にお友達のあやちゃんからもらったハーブの入浴剤を入れてみる。
「塔」の一月号を読みながら、一時間ちょっと。んー、これが限界。
しかし「塔」の一月号は読みでがある。永田さんの巻頭言、西之原くんの時評、50周年記念大会の記録から栗木京子さん、吉川宏志さんの評論まで読んできょうは終了。文章の量が多いのに驚く。
いろいろ考えさせられる文章が多くて、これではちっともリラックスした入浴にならないではないか。

浜崎あゆみの家のお風呂にはテレビがついているらしいけど、テレビ見ながらなら何時間でも入っていられるかなあ。


夜はドラマ「優しい時間」を優しい気持ちで見る。
来週出て来る話らしいけど、十年で一周する時計があるんだそうです。
その時計が動くのをぼーっと見ていたいような。というか、そういうぼーっとした時間を持てるような生き方ができたらいいのでしょうねえ。