校正と谷川俊太郎

2005-02-14 09:18:21 | Weblog
昼から「未来」の発行所へ。
始めて校正に参加した。
噂には聞いていたけれど、本当に大変な作業だ。
4時間くらいいて、わたしが読めたのは30ページくらいだったんじゃないかな。
読んでいて読めない漢字とか知らない言葉が多いことに驚いた(短歌だから特殊な言葉が多くて……と言い訳をしておく)。
その都度辞典をひいて確認したり他のひとに聞いたり元原稿に当たったり。
思い込みで使ってしまっている間違った言葉の多いことや旧かなの間違いなど、本当に気の遠くなるような作業です。みなさん、原稿はきちんと書きましょうね。
毎月参加したらかなり賢くなれると思うので、校正参加者募集中。

途中で失礼して有楽町へ。
阪急で少しだけチョコを買う。
まりちゃんと待ち合わせて「王子ホール」へ。
「In between music and poetry Vol.4 "Family Portrait" Part II」という朗読と音楽のイベントを聴きにいく。
これは谷川俊太郎さんと息子さんの賢作さんがシリーズでやっているものらしい。ゲストが小池昌代さんというので、4000円と高いチケットだったけど行くことにした。
今回は賢作さんのピアノのほかに木管四重奏が一緒にやっていて、ああ、朗読と木管ってこんなにあうのだと、非常に心地よい朗読会でした。
ホールもとてもきれいだし、マイクのボリュームとか照明の嫌みの無い演出とか、全体の構成もかなり洗練されている感じ。賢作さんのピアノも朗読の邪魔をしないという点ではよかったけど、MCとかで相変わらず小物ぶりを露呈していて……以下自粛。
トークのときに詩人の四元康祐さんが飛び入り参加。お得でありました。

終わったあと、昔の同僚M輪と小池さんの楽屋へ。M輪の仕事のお手伝いを少し。
小池さんの朗読は何回聴いてもいい。今回も谷川さんの詩を読んでいるのに小池さんの詩のように聴こえてた。自作のほうでは「17歳」とかいう詩が印象に残った。美しい少年の春の詩。

そのあとまりちゃんと渋谷まで出て「じゃんか」へ。
愛しのS井さんがお休みというので、S井さん宛のチョコをつよぽんに託す。
まりちゃんと妄想話で盛り上がりすぎて、気付いたら日付けが変わっていた。慌てて会計だけすませてダッシュで駅まで。ただでさえ最近あんまり動いていないのに走りすぎて死ぬかと思ったけど、ぎりぎりで東横線の終電に間に合った。ぜえぜえ。

まりちゃんは最近時間泥棒らしい。