読売文学賞受賞式

2005-02-23 22:11:20 | Weblog
師である岡井隆氏が読売文学賞を受賞したので、お祝いにゆく。

今年は受賞者が少ないし地味目(?)なせいか、あんまりひとが多くないような。
二年前に脚本部門で宮藤官九郎がとっていた。あーん、この年ならよかったのに(ばか)。
パーティに来ていたという目撃情報もあったけど、発見できず。
短歌関係者はそんなに多くなかったかな。遠方からは荻原さん、治郎さん、小林久美子さん、といった感じ。未来からは川口さん、大島さん、さいとうさん、佐伯さん、池田さん、中川佐和子さんくらい? 栗木さんや小島ゆかりさんと久しぶりにお話しした。
あと個人的には新潮の矢野さんにまた会えてうれしかったです。
大岡信さんとも久しぶりにまともにお話しできた。歌集を再度お送りすることに。

さすがパレスホテルで、お料理はとてもおいしかった。叉焼麺はいまいちだったけど、叉焼麺のコーナーで筒井康隆さんをお見かけし、ついつい「富豪刑事見てます」と話しかけてしまった。
けっこう飲み食いいたしました。

終わって石井さん、書肆山田の鈴木さん、翻訳家の野谷さんなんかと銀座のワインバーへ。
遅れてからんくんと読売の石田さんも参加。お腹はいっぱいだったけど、ここのパンが好きなのでまた食べてしまう。
おまけにみんなと別れたあと、石井さんがどうしてもラーメンが食べたいというので岡山ラーメンの店へ。おいしかったけど、さすがに全部は食べられませんでした。げふ。

羽田第二ターミナル

2005-02-23 14:09:46 | Weblog
受験に行く息子を送りに羽田まで。

ANAだったので、新しくできた第二ターミナルに。
広い。真ん中が吹き抜けになっていて、しかも複雑な構造になっているのですごくわかりにくい。何回も息子とはぐれて探しまわることに。疲れた。
和食のお店で昼食をとる。刺身定食。なかなかおいしかった。
強風で飛行機飛ばないんじゃないかと心配したけど、無事に搭乗。
同じ日に北海道に受験に行く友達がいるんだとか。都落ち流行ですか?

そのあと京急で新橋まで出て、日比谷シャンテへ。
映画「レオポルド・ブルームへの手紙」を観る。
大学教授の夫とひとり娘と平和に暮らしている女性が主人公。夫が浮気をしているのではないかと疑い、衝動的に出入りのペンキ屋と関係を持ってしまう。結局夫は浮気してなかったのだが、そのあと妊娠に気付き、さらに夫と娘が交通事故で死んでしまう。生まれた男の子を罪の烙印としてレオポルドと名付け邪見に育てる。
ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を下書きにした映画。『ユリシーズ』って読んだことがあるはずなんだけど、全く記憶にない、ということは読んでいないのと同じか。

なんか、いたたまれない感じの映画でした。最終的にレオポルドに救いはあるのだけど、母親に救いはないよなあ、これでは。そもそも彼女の不満というのは夫の浮気が引き金になっただけで、学問を続けたかったのに一家の主婦であらねばならないことへの苛立ちもあったはず。息子を愛せないのではなく、自分が許せないから愛してはいけないと自らを責めつづけた姿は痛々しかった。
ラストはちょっと安易な気がしたな。
12歳くらいのときのレオポルドがとてもかわいかったです。


映画を見たあと、時間もあるしとお堀端を歩いてパレスホテルまで。30分まではかからなかったけど、かなり疲れました。珍しく迷子にならなかった。