『立喰師列伝』→ポンペイ→メキシコ

2006-05-04 23:53:14 | cinema
昼前に川崎へ。押井守の『立喰師列伝』を見るために。
川崎のチネチッタは、川崎のチケットぴあで前売りを買うと1300円になるという特典があるので、まずチケットぴあに行ったのだけど、さすがに明日までの上映だからね、「もうないです」と言われてしまう。いつもレディスデイで1000円で映画を見ているわたしにしては、清水の舞台から飛び下りるくらいの気持ちで映画館に向かう。

ところが、チネチッタに着いて愕然。チケット売り場が前代未聞の長蛇です。ゴールデンウィークとはいえ、こんなに天気がいいんだから、みんなもっと健康的な場所に遊びに行こうよ。
まあね、列に並ぶのはジャニーズで慣れていますから。平気よ。
それにしても30分くらい並んで、結局上映時間ぎりぎりにチケットが買えて、そのわりにはガラガラの状態で映画を見る。

そんなにまでして見た『立喰師列伝』ですが、すみません、爆睡してしまいました。
いえ、面白くなかったわけではないんですがー。やはり、あまりに動かない画面、延々ナレーション、というのはきつかったです。オチもよくわからなかった……。

エンドロールに「大森望」の名前を発見したんですが、大森さん、出演していらっしゃったんですか? いずこに?

そのあと渋谷へ。aちゃんと文化村でやっている「ポンペイの輝き展」へ。
ものすごい人混みをかき分けるように歩く。もー、なんでみんな渋谷にいるのよー。
でもって展覧会もすごいひと。チケット買うひとの長蛇の列。わたしたちはチケットを持っていたのですぐに入れたけれど、入ったら入ったでまたすごい人。満員電車かよ、ってくらいのなかを押し合いへし合いしながら進む。
でも、展覧会そのものはなかなか面白かった。やっぱヴェルサーチってイタリアだったんだね、とか。
これで短歌を作らなくてはいけないので、あまりのんきでもいられないんですけどね。

疲れたのでドゥマゴでふたりでビールを飲む。

ナディフを見たり、ブックファーストに行ったりしたあと表参道へ。
スパイラルへ(昨日の日記にも書いた)「ハイブリット市」というメキシコ絡みのイベントにゆく。
誰ひとりとして全体を把握していないというとんでもない状態のなか、それでも普通の朗読会みたいな感じで会が進行して、それなりに面白かったから「よかったねー」みたいな感じになってしまうのがすごい(笑)。いやはやメキシカンスタイルってすばらしいですよ、みなさん。
斉藤斎藤さん、新井高子さんがメキシコのテクノ音楽と映像とのコラボみたいな感じで朗読をして、松井茂さんの純粋詩やプレアヴァの出演もあったり。わたしは音楽も映像もなしで朗読しました(本当はオープンマイクの時に出てくれって言われていたのに)。

まあ普通にメキシコのビールとかタコスとかおいしかったし、ホセもうれしそうだったからよかったです。

空腹で死にそうな松井さんとaちゃんと、渋谷近くの居酒屋で揚げ物系をものすごい勢いで食べて終電いっこ前で帰る。

電車のなかでゲロゲロな若い女の子が座り込んでしまっていて、連れもいないみたいだったのでちょっと介抱。駅まで家族が迎えに来てくれることになっていると言うので、日吉駅で駅員に預ける。その場でティッシュとかくれている若い男の子もいたのだけれど、わたしが菊名で降りるときにその子たちから「ありがとうございました」と言われた。下心があって女の子にいろいろ言っているのかと思って思いきりガードしていたのだけど、本当に心配していたのかとちょっと感心。ごめんよ、疑って。世の中捨てたもんじゃないね。彼女に伝わったかどうかはわかりませんが。

しかし、行列人混みで疲れた一日だったなあ。