カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

楽園

2008-05-07 | 町田の谷戸
 田起こし前の田圃は、様々な野草たちが花を咲かせています。ムラサキサギゴケ、オオジシバリ、ハルジョオン、ヤブヘビイチゴなどなど。花の大きさは小さくとも彩り鮮やかに咲き乱れて、足の置き場もないほど。写真家の三好和義さんの写真のメインテーマは「楽園」ですが、ここ町田の谷戸も私にとっては楽園です。
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緑の小径

2008-05-07 | 町田の谷戸
 いよいよ緑が濃くなってきた雑木林のなかの道です。緑に包まれて爽やかな風が抜けるこんな道を歩くのはなんとも気持ちのよいものです。こうした雑木林のなかにキビタキがいるのですが、葉がじゃまをしてなかなか姿を見ることができません。

 今日は仕事の後、町田の小田急デパートへ先日ご紹介した油絵展を見に行ってきました。調度帰りに一緒になった同僚とともに。今回見て改めて思ったのは、光の描き方が巧みなこと。シャドーのなかのハイライトがとても効いていて、落ち着いた画面のなかに輝きと力が生まれて動きが感じられる絵になっていると感じました。いつも目にしている風景を描いた絵も何点かあって、場所を当てる楽しみもありました。

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フジ

2008-05-06 | 町田の谷戸
 フジの花をあちこちで見ることができました。大きな木の上の方まで蔓を伸ばして、滝のような感じに咲いています。花の色は株によって、多少濃さに違いがあって、この株は色が濃い方です。11時すぎころに撮りましたが、晴れてくると一気に暑くなってきました。曇りと晴れとで大きく気温が違う一日でした(5/4)。

 オオタカは今は営巣中なのか、なかなか姿を見せなくなりました。雑木林では、ヤマガラのシジュウカラよりも少し間延びした感じの囀りが聞こえました。歩いていると60代位のご夫婦と会い、少しお話をしました。年間に少なくとも50種位の野鳥が見られると話しましたが、改めて数えてみると、かなりまれなものも含めると60数種を数えることができました。立ち寄る程度のものを含めれば、実際には70種を超えるものと思われます。

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トウキョウダルマガエル

2008-05-05 | 町田の谷戸
 小さな池ではトウキョウダルマガエルが何匹も大きな声で鳴いていました。小さな池なので比較的近くで撮ることができ、ラッキーでした。発生器官を精一杯ふくらまして鳴いているところです。
 撮影していると狭いので縄張り争いが起きて、カエル同士のレスリングが始まり、これも撮ることができましたが、真剣そのものの争いでした。これはちょっと遠かったので、300ミリレンズの出番でした。

 先日、私の知り合いの洋画家の方から、個展の案内はがきが届きました。私の写真集をきっかけに知り合ったのですが、武蔵野の風景を中心に日本の自然風景を描いていらっしゃいます。今回の案内はがきの絵は、私がいつも通っている町田の谷戸の景色でした。自然の空気が画面から運ばれてくるような温もりのある画風がとても魅力的です。
 7日から13日まで、小田急デパート町田店・油絵サロンで開催です。

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ホオノキの花

2008-05-04 | 町田の谷戸
 今日は、あわよくばキビタキ、オオルリを撮りたいと300ミリレンズを持ってゆきましたが、美声は聞くことができたものの、写真どころかその美麗な姿を見せてはくれませんでした(キビタキは一瞬そのオレンジ色を見ることができましたが)。

 重い300ミリレンズを持ってきたのに無駄だったかと思っていたところ出番がありました。ホオノキが見事な花を咲かせていたからです。ホオノキ(モクレン科)は、10メートル以上になる大きな木なので、その花も上の方にあり、なかなか思うように撮れないのですが、比較的低い位置に咲いたばかりの新鮮な花を見つけました。
 辺りには芳香が漂っていましたが、フジの花も近くにあったため、初めはフジの花の香りかと思ったのですが、どうもフジとは香りが違います。撮影後、なんとか手が届く所にあった、まだ開花途中の花の香りをかいだところホオノキのものとわかりましたが、とても強い香りで少しミント系の成分が含まれているように感じました。

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コナラの花

2008-05-03 | 町田の谷戸
 コナラの花もクヌギに似て紐状の花ですが、クヌギよりさらに細長いです。4月20日掲載のクヌギと比べるとわかると思います(このコナラも20日に撮影)。

 今日の川崎は午後になっても雨が止まず、上がったのは14時ころだったでしょうか。今日は自宅のプリンターで写真のプリント作業。今年は3月に個展を開催しましたが、6月にも個展を開催することにしたので、そのプリント作りです。
 今度のテーマは「野の花」。野に咲く花々に絞って、この1年間にデジタルで撮った写真をご覧いただこうと思っています。たった1年間に撮った写真だけで構成するのはちょっと無茶かなとも思うのですが、写真は、ただしまっておくものではないという思いから展示することにしました。

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斜面にたつコナラ

2008-05-03 | 町田の谷戸
 太さが7,80センチはある大きなコナラですが、斜面にあるので斜めに伸びた後、真直ぐに成長しています。本人はどういう気持ちでしょうか、どうしてこんな所に生えてしまったんだろうと思っているのでしょうか。でも、こんなに大きく育ったのですから、そんなことは気にせずたくましく生きてきたんですね。

 右下の谷戸はすっかりきれいに整地されていますが、2年前まではアズマネザサが鬱蒼と繁り、人は1歩も立ち入れませんでした。コナラの左を走る尾根道の左側も同様でしたが、地元の管理組合の方たちによって伐採されてきれいになりました。アズマネザサが繁った場所は、他の植物はまったく生育できず、極めて貧弱な生態系になってしまいます。右下の谷戸は、今後もアズマネザサの侵入を防げば、やがては雑木林に変わることでしょう(ただし多摩丘陵の本来の極相林としては常緑広葉樹林です)。
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ゲンゲ

2008-05-02 | 町田の谷戸
 ゲンゲの近くではニホンミツバチが飛び交っていて、ゲンゲの蜜を集めていました。この写真は、この花にニホンミツバチがやってきて蜜を吸おうとするところを撮る目論見だったのですが、しばらく待っても少し離れた所の花には来るのですが、なかなかこの花にはきてくれません。なぜかと考えて、すぐに気づきました。白っぽいシャツを着ていたからなのです。初歩的なことですが、昆虫が目当てで来たわけではないこともあり、そこまで考えて衣服を選びませんでした。そんなわけで、頭のなかではミツバチがいる絵ができあがっていたのですが、結果はミツバチなしのただのゲンゲの写真になってしまいました。残念。

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ムラサキサギゴケに接近

2008-05-01 | 町田の谷戸
 27日は朝のうち雨だったので、花には水滴が。花の大きさは1,5センチほどですが、マクロレンズで大接近して撮りました。このところ花の写真を続けて載せていますが、こうして並べてみると改めて花の形や構造の多様さに気づかされ、大げさな言い方になるかもしれませんが、植物の進化の歴史の結果としてあるのだなあと思います。

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ホウチャクソウ

2008-05-01 | 町田の谷戸
 これもユリ科の花。チゴユリよりも背丈も花も大きく背丈は4,50センチになり、花の長さも3センチほどあります。やはり、雑木林の林床に咲きますが、チゴユリよりもさらに薄暗い所に多いようです。この仲間には他にナルコユリ、アマドコロがあり、この2つはよく似ていて、識別には少し注意が必要です。

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