高台の上には神社とお寺が二つもあって、なにやら神様、仏様の気配が濃厚なのだった。急な斜面は雑木林が残っている所もあって、コンクリートジャングルのなかで、ここだけが緑の小島となっていた。公園の入り口付近には、この緑地を手入れしているというボランティア団体が参加者を募るポスターが貼ってあった。本当に小さな緑地なのだが、付近住民にとってはとても大切なものなのだということが、私が住んでいる隣の区も同様なのでわかる。至るところ開発されつくして最後の砦。このお寺の入り口にはクスノキの大木があり、曇り空を隠すように枝を広げていた。
最新の画像[もっと見る]