中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

中学受験では、時事問題にも興味を持っておきましょう。たとえば「すばる」、「地震」、「原子力発電所」

2011年07月19日 | Weblog
中学受験の社会では、いや、社会のみならず、昨今では理科はじめ、全教科にわたって、時事問題の知識が求められることもあります。
最近、ハワイの国立天文台「すばる」の故障がニュースになっていたので、それを取り上げます。
これは、もう10年近く前になりますが、愛知県内のある中学の入試に出題されました。
ハワイにありますが、日本のもので、国立天文台「すばる」望遠鏡です。
なぜハワイにあるかというと、大気中に邪魔するものが少なく、富士山より高い標高4200メートルのマウナケアという火山の上に設置できるので、選ばれたのです。
日本で我々が星を見ると、キラキラまたたいていますが、あれは、大気の揺らぎでおきるもので、実は、観測には邪魔なものです。
アメリカのハッブル宇宙望遠鏡などは宇宙に飛ばしてあり、理想的な場所ですが、お金がかかる上に、トラブルが発生した時の修理も大変です。
そこで、今回は「すばる」にどのような故障が起きたかというと、カメラを冷やすための冷却水というものがもれて、鏡やカメラにくっついてしまったのです。
冷却水は水、といいながらもねばねばしています。
「すばる」は、「反射式」のもので、丸みをつけた鏡で光をはねかえして集め、口径8・2メートルもある大きな鏡で、光をたくさん集め、暗い天体でも観測できるのが特徴です。
今まで大きなトラブルはありませんでしたが、今回は少々やっかいのようです。
鏡についた冷却水は洗い流せたのですが、カメラは壊れたままで、研究に遅れがでそうです。
この天文台では、秋以降に新型のカメラに取り換える予定だったため、無理に修理せず、その交換を待つことも検討中です。
このトラブルで他の観測装置にも影響が出て、そちらの研究の再開も7月下旬になりそうです。
「すばる」は視野の広さが自慢で、銀河の分布の仕方を調べたり、新しい天体を効率良く探したりするのに最適でした。
遠く離れたハワイのマウナケア火山の上にあるので、なかなか訪れる機会はありませんが、こうした優れた装置が存在することも知識の一つとして覚えておきましょう。
現在、新聞を見ると、3月11日に起きた地震・津波から、その後の様子、対応に追われる政治家たち、そういった記事が多いです。
地震・津波の影響で原子力発電所の問題も起きており、そこから、農業・水産業・畜産業の大きなダメージにつながっています。
大変なことがたくさん起きていますが、その全てが頭の中できちんとつながって理解できているかどうか、受験生としてだけではなく、日本で生活する一人として、決していい加減にはしておけないことだと思います。