会下!

会下青年部がニュースをお届します。

タイの皆さんが残してくれたもの

2015年05月31日 | 日記
今回、うぐい突き保存会の皆さんの行動力と団結力に驚かされました。
なかなか、集団ホームステイをこぞって受け入れる集落なんてないでしょう。

タイの皆さんを見送った村人が口々に「寂しいなぁ・・・」
「家族がおらんようになっとたのと同じだ・・・」「ポッカリと穴が空いたようだ・・・」

どの家も、タイの皆さんを家族として迎えていたのがわかります。
始まる前は顔を合わせると「どうすっだぁ?」って言っていたのが嘘のよう。

タニオ家の場合
わずか3日ですが、農作業を手伝ってもらい、食事を作ってもらい、一緒に買い物し、散歩し、遊びに行きました。
本当の家族でした。

賑やかだった家がシーンとしています。

なんと、さまざまなお土産が置いてありました。わざわざタイから持ってきたようです。
手紙まで。いつ書いたのか便箋にびっしりと感謝の言葉が。日本語を書くのも2人とも上手で改めてビックリ。
ビューさん、ターンさん、ありがとう。


タイの皆さんが残してくれたもの。
たくさんのお土産と温かい手紙。
・・・なにより一緒の時間を過ごした思い出。国を越えたふれあい。

タイと鳥取は400年前に繋がっていたという話から今回の出会い。
「うぐい突き」が導いた8名が示したタイと鳥取気高の経済的・文化的交流の可能性。

亀井の殿様の400年間の狙いはこうゆう事ではないのでしょうか?

礼儀正しく爽やかなタイの8名は「タイと鳥取は仲良し」という”交流した事実”から”可能性・夢”までも残してくれました。

おかげで夢がドンドンふくらみます。
会下に来てくれて本当にありがとう。

タイの皆さん「さようなら」

2015年05月31日 | 日記
タイの皆さんといよいよお別れです。

「いろいろな体験をありがとう。」感謝の言葉があふれます。
「おじいさん大好き!」涙があふれます。
「うぐい突き保存会の皆さんのことは忘れません。」


うぐい突き保存会会長の挨拶。
「”うぐい突き”が皆さんとの出会いを導いてくれた。活動を続けてきて良かった。
我々がタイに行く希望も出て来ました。この度はありがとうございました。」

「また会いましょう!」
寂しいお別れ、涙がうるうるでも”微笑みの国”らしく笑顔です。

タイの若者8名は会下を旅立って行きました。
「タイ王国鳥取県スマイルサポーター」としてタイと鳥取の懸け橋になってくれることを期待します。


家族で記念写真

2015年05月31日 | 日記
どの家族も最後に記念写真をパチリパチリ。


タニオ家の場合

野球少年は朝早く試合に行ってしまいましたが、寝ている彼女達を起こさないように扉ごしに「さようなら。」
きれいなお姉さんが恥ずかしくって、なかなかお話できなかったお年頃の少年です。

サワディー、ビューさん。

サワディ―、ターンさん。

日本語がとても上手で笑顔が爽やかなお嬢さん二人でした。
また会う日まで。

今度はいつの日にか「うぐい突き保存会」がタイに行きますよ。

会下でホームステイ(3日目)

2015年05月31日 | 日記
ホームステイ3日目。

タニオ家の場合
家族のように当り前に過ごす時間。
気が付けば写真を撮るのも忘れて、ビューさんターンさんと普通に朝ごはんを食べていました。

あっという間の3日間。

早くもお別れの時。
研修センターに皆がたくさんのお土産を持って集まって来ました。


名残惜しいですが最後の集合写真をパチリ。


ホームステイの夕食

2015年05月30日 | 日記
午後は何のプログラムもありません。ファミリーで思い思いの時間を過ごしました。

温泉に行ったり、買い物に行ったり、お寺に行ったりしたそうです。

タニオ家の場合
夕食はたこ焼きとお寿司です。夜は野球少年も帰ってきて、雨になってしまったためTVゲームで盛り上がりました。
彼女たちはもうタニオ家の家族です。

今夜でお別れかと思うと2泊3日なんてあっという間。もっと一緒の時間を過ごしたかった。
もっともっと日本を鳥取を一緒に楽しみたかった。十分なおもてなしができずにごめんなさい。
でも彼女たちはいつもいつも微笑んでくれて、とても素直で礼儀正しい。
こちらの心が洗われました。癒されました。
タニオ家に来てくれてありがとう。

梨畑でお弁当

2015年05月30日 | 日記
お昼になりました。

ゴザを敷いてお昼ご飯です。当然、袋かけもお昼も初体験。
皆さんは都会の人なのでピクニック気分で新鮮な体験だったようです。

タイでもなかなか無い4世代同居のクノ一家とおにぎり弁当。

おにぎり弁当です。
タイには「おにぎり」がありません。でも、最近はどこでも売っているそうです。
皆でワイワイ食べると外の食事は美味しい!

梨の袋かけ

2015年05月30日 | 日記
タイとうぐい突き保存会の皆さんは会下の梨畑に移動しました。

梨の袋かけ体験です。まずは、ヨリアツ先生とキヌヨ先生のお手本。

皆さんの笑顔が辛い地味な作業を楽しい作業に変えてくれます。元気をいただきました。

日本の梨はタイでも売っているそうです。ひょっとしたらこの梨がタイに輸出されるかも?

倉吉のなしっこ館で勉強しているので理解が早い皆さん。

日本梨を食べるときに今日の体験を思い出してください。

鳥取県の名産品、いろんな品種の梨の袋かけを体験してもらいました。

大堤でジオガイド

2015年05月30日 | 日記
ついに大堤にも外国のお客様がいらっしゃいました。

タイ王国の方が大堤池を見学。ジオパーク視点での話をしました。
地球の営みによる地形と人の力による人口の堤防、その両方とタイから伝わった漁法のおかげで400年の伝統が続いています。

「河岸段丘」をどう伝えたら良いのか?(悩みました。)


新「うぐい突きスイーツ」

2015年05月30日 | 日記
タイの皆さんとオヤツタイム。

新「うぐい突きスイーツ」です!!
「これは何ていう名前ですか?」タイの人も興味津々ですが、オリジナル新開発スイーツのため名前はまだありません。
”竹細工”と”池の水”を表現しています。かじるとパリッ(竹のイメージ)、口の中でフワッ(池の水のイメージ)ととけます。

情報交換は和気あいあいと続きました。

「うぐい突きは池の掃除と魚とりを楽しむ”一石二鳥”の行事です。」
・・・(沈黙)・・・
一石二鳥・・・ことわざが伝わらない・・・

タイでは「銃を1発撃って2匹の鳥を得る」と言うそうです。

勉強になりました。
日本は石でタイは銃。タイの方が進化していますね。(新しい言葉ってことかな?)

ちなみに、タイの座り方に男女の違いは無く「女座り」か「あぐら」です。

タイの「うぐい突き」

2015年05月30日 | 日記
タイの皆さんにムーバーンエゲの研修センターに集まってもらってチョロムアヌラッウグイツキの情報交換です。
全員日本語が上手で良かった。

”うぐい突き”の写真や映像を見てもらって「こんな魚とりを知っていますか?」と質問。
そうしたら あっさりと8人全員が「知っています。」と手を挙げてくれました。
思わず「エッ!」

事前の打ち合わせでは「そんなこと知っているわけない。」「絶対に知らん。」
聞くだけ無駄とまで意見がでましたが、「まあ、一人でも知ってれば良いし、”知らない”のも情報の内だから。」とダメ元で聞いてみた所。
一人は実際に見たことがあるし、7人は新聞TV等で見たことがあるそうです。

そこで、この漁法はタイから伝わったと言われていますってお話。
400年前の朱印船貿易の話をするのですが、皆さんよく勉強されています。
日本人も知らないであろうタイ歴史上の日本人の話にまで発展。
バンコクやアユタヤの日本人町の話が出ると、”うぐい突き”も「アユタヤの近くで見た。」という情報。
なんか400年前にタイから伝わったとされる証拠資料はないのですが、一気に民間伝承に信憑性アップ!

ただし、おじいさんが昔やっていたそうで、現在はやっているのを見たことが無いそうです。
ちなみに、川での話。漁具も形は同じですが、片手で持つ小さいサイズ。(古代出雲歴史博物館にあったものと同じかな?)
漁具の名前は「スム」

「日本でもここにしか残っていません。」って話をしたら驚いていました。
つまり(全国の”うぐい突き”がタイから伝わったかは疑問ですが)
「伝わった地域の中では、1番タイとの繋がりを大切に守ってきたのは会下の人々」ってことです!

先人の思いと”うぐい突き”が導いた今回の出会いに感謝しながら、
400年ぶりに復活したタイと鳥取・会下との交流をこれからも続けていきたいと話をしました。

8人の皆さんの鳥取県サポーターとしての働きに期待します。

タイの皆さんの中では鳥取県鳥取市気高町会下でなく、「鳥取県会下」です。