by oneself と for oneself の使い分けは難しい・・・。
eとりさんは昨年(H19)3月末をもって退職したので、サラリーマンの特権である年末調整は受けてません。モノの本によれば退職した人というのはたいてい税金が還付されてくるとのことなので、金にすっかりこすっからくなったeとりさんとしては是が非でも、1円でも多く返して頂きたいところ。最近では国税庁も人件費を減らしたいのか、それとも当局が住民基本台帳カードを普及させたいためなのか「e-Tax」なる電子申告制度をTV・ラジオ広告でアピールしており、これを利用すると¥5000分控除されるとか。
でも「e-Tax」を使おうとすると役所で「基本台帳カード」と「電子署名とその電子署名に係る電子証明書」っつーものを各々約¥500ぐらいかけて作らなくてはならないんだって。しかも今年「e-Tax」で申告すると来年度は¥5000の特別控除がなされないというアホな決まりになっているそうな。さらに年末調整を会社でやってくれるようなちゃんとしたところに就職できればそんなカードも証明書も作ったきり使わずじまいになっちまう。
とにかく目先の控除額に乗せられてわざわざ金払って個人情報を国家に奉納するほどeとりさんは甘くないのだよ!というわけで自分で書類を作って税務署に持ってくことにした。eとりさん家は駅、郵便局、役場、ハローワークのほかに税務署までもラクに歩ける距離にあるのだ。
←こいつが国税庁のHPからプリントアウトした確定申告用紙。HPの中で直接入力していくこともできるんだけど、最初はそれに気づかなくて印刷してしまった。
この用紙に昨年3月までの所得に関する源泉徴収票に記載された所得(支払金額)、その所得から計算される課税対象所得(給与所得控除後の金額)、源泉徴収税額を記入し、さらに・・・
健康保険料や国民年金などの社会保険料控除額を記入します。ちなみに私は健康保険料(私は前職のおかげで今は国保ではありません)も国民年金も全額前納。月々定額を納めるより少しだけ安くなります。さらに昨年3月までの厚生年金保険料や健康保険料、雇用保険料などが源泉徴収票に記載されているので、それも記入。ほかに生命保険(個人年金)もかけているので、控除額を計算して記入します。
・・・とここまで一生懸命ボールペンで用紙に書いていたんだけど、何の気なしに国税庁のHPをよく見直したらHP内で直接申告書を作成できることに気づいた。んで、HPでもう一度書類を作り直していったら、還付される金額が書類を作り直す前より若干多くなった!おやおや?
なんと「基礎控除」っつーものがあるらしいですね。誰も彼もみな無条件に¥380000分控除できるそーなのだが、ボールペンでシコシコ書いていた時にはeとりさんはその基礎控除のことに気づいていなかったのです。いやー、これで¥20000ぐらい損するところでしたよ。HPで書類を作るとこの基礎控除額は勝手に入力されてくるので記入漏れが起こらないようになっているのです。なかなかやるな、国税庁!
さて書類ができたので税務署へ。着くと玄関脇に「大人数での集団陳情はなるべく控えてください」旨の貼り紙があった。やはり金が絡むといろいろメンドーなことが起こるんですなぁ。中に入るとパイプイスが4つあったので、ここにカバンを置いて中から書類を取り出そうとしている時、背後に人の気配。書類を出してふりむくと「はい、なんでしょ?」と役人が仁王立ち(ってそんなにコワかったわけじゃないけど)。
e「申告に来ました」(と言って書類を渡す)※
※還付申告になったので今の時期でも受け付けてくれます。
役「(書類を一通りみて、添付した領収書をチェックし)これはなんですか?」
e「健康保険のです」
役「・・・なんで2枚あるんですかねぇ・・・?」
e「前納にしたんですけど、最初の1ヶ月分はまず払わなくちゃいけなくて、さらに前納したので2枚になってます。」
役「そうですか・・・」
そうして一旦書類を奥のほうへ持っていき、受付印を押した申告書の控え(←控えも自分でHP上で作成できる)を返してくれた。
役「還付金が戻るまで1ヶ月から1ヵ月半ぐらいかかります。書類はまた改めて確認しますけど、何かありましたら電話でお尋ねすることもありますのでよろしくお願いします。」
税務署でのやりとりは10分もかからず、人生初の確定申告 by myself は無事終了!また一つ大人の階段を昇ってしまったよ(´∀`)ノ
余談:退職金については「退職所得の受給に関する申告書」っつーものを前職の会社に提出していた(させられていた?)ので確定申告の必要はありませんでした。
←これが退職金の源泉徴収票じゃ~、とくと見やがれ!
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