昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

革命には血が伴う

2021-09-22 09:53:20 | 日記
20日、中国巨大不動産開発事業企業恒大集団の33兆円超の巨額負債が表面化し、世界規模で株安が発生しました。さてはリーマンショックの再来かと動揺が走る中、元々史上稀にみる高値で推移していた米国株やFRBの大規模金融緩和の段階的縮小策が予測され揺り戻し警戒中での発表でしたので、心理的にやや過剰に反応したのではないかともいわれているようです。

結局、国有の華融資産管理を助けた様に国家が動くでしょという楽観論。でも今度は民間の不動産企業ですしそれに・・・中国共産党内には3つの派閥があるそうで。
江沢民中心とした上海閥、胡錦濤盟主の縁故でない実力主義の共青団、習近平主席の所属する権力者2世3世の太子党。同時に複数に所属されている方も多いようで、恒大集団代表許家印氏は、太子党の実力者でありながら江沢民最側近の曽慶紅氏と親交が深かった・・・江沢民氏は習主席の天敵とか。

8月頃から初代毛沢東の文化大革命を想わせる「共同富裕」をスローガンに掲げた国家主席は、富の再分配を税でなく直接的に富裕者から大量に排出させる手段に出ました。江沢民の目指した「先進的生産力、文化、人民の最大利益」の追求の具現化のようなブランド品で身を覆う許家印氏の失墜は、革命の為には当然必要な犠牲者、生贄であるのかもしれません。

貧富の差に不満を溜める民衆の目に、ブルジョアやプチブルジョアが投資債権や株がゴミクズと化し、混乱する姿を見せることまでが悪趣味な目的だった?
失政のカモフラージュといえば言いすぎでしょうか。