昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

はくろとしらつゆ

2021-09-07 09:35:45 | 日記
二十四節季、白露。
定気法では太陽黄経が165度の時で9/8頃、恒気法では冬至から17/24で9/6頃で、天文学的には今年は日本時間で9/7,18:53だとか。陰気が重なって露が白濁するからだそうです。

以前、三橋鷹女の「白露や死んでゆく日も帯しめて」を「はくろ(時節)」を詠んだ句として挙げたところ、この場合は「しらつゆ」で、儚く脆い露の描写であるとご指摘を受けたことがございまして。

成程結果が同じ「白露」であっても、物質の状態変化(自然派)と、状況変化(物語・・・浪漫派)という別の過程の産物であれば別のモノであるという理屈は、僕にとって腑に落ちやすいものであったことを覚えています。

ただその世界観を超えて視点を変えれば、同じものだという事もできるかもしれないのが面白いところで。