先週、馴染みのジャズ喫茶「GROOVY」でリバティ―盤「Buddy Childers Quartet」を聴いた。ジャケットに見覚えがあるものの買ったことさえ忘れていたレコードだ。バディ・チルダーズの傑作というとフォー・ブラザーズのハービー・スチュワードが参加した「Sam Songs」があるが、アーノルド・ロスとツーショットのこの作品も忘れがたい。B面ラストの「Bernie's Tune」はワンホーンの名演だ。
この機会にチルダーズの足跡を追った。スタン・ケントン楽団で活躍したのは知っていたが、その後トミー・ドーシーをはじめレス・ブラウン、ウディ・ハーマン、チャーリー・バーネット、ダン・テリー、ベニー・カーター、ジョージ・オールド、秋吉敏子とルー・タバキン等々、名立たるビッグバンドに参加している。単発のミルト・ジャクソン「Memphis Jackson」や、クレア・フィッシャー「Thesaurus」、ジーン・アモンズ「Free Again」にも呼ばれているので重厚なアンサンブルに欠かせないファーストコール・トランペッターなのだろう。
「Wikipedia」によるとシナトラをはじめディーン・マーティン、ナット・キング・コールにエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、カーメン・マクレイの三大女性シンガー、そしてアニタ・オデイ、ジューン・クリスティ、クリス・コナーのケントンガールズ、更にパティ・ペイジ、ペギー・リー、テレサ・ブリュワー、驚くべきはモンキーズ、キャプテン&テニール、カーペンターズ等のポップシンガーのレコーディングにもクレジットされている。3万5千曲以上の録音に参加したドラマーのハル・ブレインや、米大統領よりも稼いでいたと言われるベーシストのキャロル・ケイというレッキング・クルーのメンバー並みの録音数だ。
久しく聴いていないアルバムや忘れかけていた名演に耳を傾け、スウィングのエッセンス溢れるジャケットを眺めながら薫り高き珈琲を味わう。至福のひと時である。半世紀以上ジャズに浸っていても、火を吹くアドリブの熱度は聴くたび増すばかりだ。だからジャズはやめられない。ジャズ喫茶の扉を開けると広くて深いジャズの景色が広がっている。そこはあまりにも美しい。
この機会にチルダーズの足跡を追った。スタン・ケントン楽団で活躍したのは知っていたが、その後トミー・ドーシーをはじめレス・ブラウン、ウディ・ハーマン、チャーリー・バーネット、ダン・テリー、ベニー・カーター、ジョージ・オールド、秋吉敏子とルー・タバキン等々、名立たるビッグバンドに参加している。単発のミルト・ジャクソン「Memphis Jackson」や、クレア・フィッシャー「Thesaurus」、ジーン・アモンズ「Free Again」にも呼ばれているので重厚なアンサンブルに欠かせないファーストコール・トランペッターなのだろう。
「Wikipedia」によるとシナトラをはじめディーン・マーティン、ナット・キング・コールにエラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、カーメン・マクレイの三大女性シンガー、そしてアニタ・オデイ、ジューン・クリスティ、クリス・コナーのケントンガールズ、更にパティ・ペイジ、ペギー・リー、テレサ・ブリュワー、驚くべきはモンキーズ、キャプテン&テニール、カーペンターズ等のポップシンガーのレコーディングにもクレジットされている。3万5千曲以上の録音に参加したドラマーのハル・ブレインや、米大統領よりも稼いでいたと言われるベーシストのキャロル・ケイというレッキング・クルーのメンバー並みの録音数だ。
久しく聴いていないアルバムや忘れかけていた名演に耳を傾け、スウィングのエッセンス溢れるジャケットを眺めながら薫り高き珈琲を味わう。至福のひと時である。半世紀以上ジャズに浸っていても、火を吹くアドリブの熱度は聴くたび増すばかりだ。だからジャズはやめられない。ジャズ喫茶の扉を開けると広くて深いジャズの景色が広がっている。そこはあまりにも美しい。
札幌円山の「GROOVY」で、バディ・チルダーズをリクエストすると2杯目のコーヒーはサービスです。
是非お出かけください。
Bernie's Tune - Buddy Childers
https://www.youtube.com/watch?v=xiFnylnOIY0
ジャズ喫茶の大音量で聴いてください。バデチルの歌心溢れるフレーズに痺れます。
バディ・チルダーズのレコードがかかるジャズ喫茶は、そうないのではないかと思います。次回の札幌訪問は、12月の予定です。Groovyでは、当然、チルダーズのレコードリをクエストするので、2杯目の珈琲が無料になるのは、これで2杯目です(笑)。
お近くに、ジャズファンとして刺激を受けるような、いろいろな会話ができる方(仲間)やお店があって、羨ましいです。大都会札幌ですね。最近、山へはよく行くものの、ジャズ喫茶から若干足が遠のいています。記事を拝見し、ちょっと反省しました。
ハル・アダムズに続き2杯目の無料珈琲ゲット、おめでとうございます。12月の札幌訪問は 「GROOVY」に入りびたりですね(笑)
山に行くのは健康的でいい趣味です。私もたまには新鮮な空気を吸いに山にでもと思うのですが周りは野球観戦と酒飲みの仲間だけですので、そこに山があっても目に入らないようです。
「DAY BY DAY」に「GROOVY」、「BAR81」、「AHMEFURI」と行く先々でジャズ談義が盛り上がります。
日本の某人気トランペッターのように大きくのけ反るようなこともなし。その某トランペッターなど足元にも及ばないもの凄い演奏に釘付けになってしまった。
店の方に彼の名前を訊くと知らないと言う。
演奏を終えた二十数歳とおぼしき彼と話をしたが、なんと、弁護士になるべく勉強をしていると言う。
その時、思った。
世界は広いなあ。凄い人がきっとたくさんいるんやろなあ。で、彼に訊ねてみた。影響を受けたトランペッターは誰ですか?彼は胸を張るように答えた。
バディ・チルダーズです!
無名で物凄いテクニックにハイトーンといえば、71年にギル・エヴァンスが連れてきたマーヴィン・ピーターソンを思い出しました。その時は天才でも、20年後に聴いたときはボロボロでした。
カフェボヘミアで飛び入りしたキャノンボールや、ライオネル・ハンプトン楽団のステージに上がったフィニアス・ニューボーンJr.等、周りが驚くような若者がいるものですが、グラスゴーにもいましたか。
それにしてもバディ・チルダーズに影響を受けたとは驚きです。ビッグバンドのキャリア、スタジオの録音数からみても音楽性は十分ですが、多くのセッションに呼ばれる人間性に惚れたのかも知れませんね。
ラッセル・プロコープの「Persuasive Sax」は久しぶりに聴きました。エリントン・バンドではクラリネットの印象が強いのですが、アルトもなかなかのものです。
マスターに許可なく発信しているコーヒーサービスですが、ご提案通り私からご馳走しましょう。私のブログを見て来店したご新規のお客様にはサービスしてください。「DAY BY DAY」をはじめジャズのお店で「GROOVY」を宣伝していますので、多くのお客様が来店されるといいですね。