先月26日に日本ハム・ファイターズが新球場を核としたボールパークを北海道北広島市に建設することを発表した。球団が本拠地にしている札幌ドームから移転する構想を打ち出したのは、2016年春のこと。ドーム側に球場を継続的に使えるフランチャイズ契約を申し込んだものも、それを拒否されたのが発端だ。球団の要望を受け入れず、一方的に使用料を値上げする札幌市と札幌ドームの姿勢に業を煮やしたのだろう。
移転構想が発表されたとき、札幌市長の弁は驚きを通り越して呆れた。「価格交渉からは入らない」と。球団はドームを使い続けるはずだ、という過信からくる発言だ。出ていくならお好きにどうぞ、と言わんばかりだ。これでは球団が怒るのも無理はない。市長、市の担当者、ドーム関係者の交渉力と先見性、危機感の欠如を露呈した形である。新球場の候補地として数箇所が挙がり、最終的に札幌市真駒内と北広島市に絞られたとき、北広島市に決まるだろうと思ったのは小生だけではあるまい。これだけ札幌市にコケにされた以上、札幌に留まり税金を落とすわけがない。
新球場は屋根に透明の素材を使うドーム形で、天然芝を敷くという。イメージするならGJTのこのジャケットだろうか。ハンク・ジョーンズにリチャード・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズという組み合わせでスタンダード集となれば顔見世興行にみえる。実際、ジャズ観もスタイルも揺るぎない3人だけに目新しいものはない。だが、何故か引き込まれる。三者それぞれの個性が溶け合い、トリオという美しくて大きい結晶体になる。それが魅力だ。球団と北広島市、そしてファイターズ・ファンの三者が一体になればアジア一のボールパークも夢ではない。2023年の開業が楽しみだ。
日本ハムが出るとたちまち札幌ドームは赤字になる。この期に及んで、「新球場に移ったあとも数試合はドームで開催してほしい」と寝言をいうドーム関係者もいれば、「ヤクルト・スワローズを準フランチャイズに」、「巨人戦を開催したら」の戯言も聞える。プロ野球に地域保護権があるのをご存知ないらしい。無知と無能のドーム経営陣では潰れるのは目に見えている。付けが回ってくるのは札幌市民である。冗談じゃない！
移転構想が発表されたとき、札幌市長の弁は驚きを通り越して呆れた。「価格交渉からは入らない」と。球団はドームを使い続けるはずだ、という過信からくる発言だ。出ていくならお好きにどうぞ、と言わんばかりだ。これでは球団が怒るのも無理はない。市長、市の担当者、ドーム関係者の交渉力と先見性、危機感の欠如を露呈した形である。新球場の候補地として数箇所が挙がり、最終的に札幌市真駒内と北広島市に絞られたとき、北広島市に決まるだろうと思ったのは小生だけではあるまい。これだけ札幌市にコケにされた以上、札幌に留まり税金を落とすわけがない。
新球場は屋根に透明の素材を使うドーム形で、天然芝を敷くという。イメージするならGJTのこのジャケットだろうか。ハンク・ジョーンズにリチャード・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズという組み合わせでスタンダード集となれば顔見世興行にみえる。実際、ジャズ観もスタイルも揺るぎない3人だけに目新しいものはない。だが、何故か引き込まれる。三者それぞれの個性が溶け合い、トリオという美しくて大きい結晶体になる。それが魅力だ。球団と北広島市、そしてファイターズ・ファンの三者が一体になればアジア一のボールパークも夢ではない。2023年の開業が楽しみだ。
日本ハムが出るとたちまち札幌ドームは赤字になる。この期に及んで、「新球場に移ったあとも数試合はドームで開催してほしい」と寝言をいうドーム関係者もいれば、「ヤクルト・スワローズを準フランチャイズに」、「巨人戦を開催したら」の戯言も聞える。プロ野球に地域保護権があるのをご存知ないらしい。無知と無能のドーム経営陣では潰れるのは目に見えている。付けが回ってくるのは札幌市民である。冗談じゃない！
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全国の野球ファンから注目されていた球場移転も決着がつきました。移転構想が出たとき札幌市長は、「ドームの売上は三分の一程度しか落ち込まない」と言っていましたが、これは市民を欺くための数字のマジックです。確かに使用料として球団が支払う額はその通りですが、テレビ中継がなくなるのでフェンスに貼られた広告は撤収されるでしょう。また、ビールや弁当、グッズの売上もなくなります。それだけではなくファイターズ・ジュニア等、野球の試合は新球場で開催されるでしょう。ざっと合わせると27億円の損失です。因みに札幌ドームの2017年3月期の決算は売上高41億円で、経常利益は2億8千万円です。
今週はグレイト・ジャズ・トリオの「Someday My Prince Will Come」から「Softly As In A Morning Sunrise」を選びました。1928年にミュージカル「The New Moon」のためにシグマンド・ロンバーグが作曲し、オスカー・ハマースタイン2世が詞を付けました。当初はタンゴでしたが、テンポが変わりジャズプレイヤーに愛される曲になりました。大スタンダードですので、とっくに話題にしたと思っていたのですがまだのようです。多くのバージョンがありますので、今週はピアノでお寄せください。ホーンとヴォーカルは機を改めて話題にします。
管理人 Softly As In A Morning Sunrise Piano Best 3
Wynton Kelly / Kelly Blue (Riverside)
Sonny Clark Trio (Blue Note)
本田竹曠 / This Is Honda (Trio)
ほとんどのピアニストが取り上げております。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Danny Green Trio - Softly As In a Morning Sunrise
https://www.youtube.com/watch?v=ylN_kWBgT4A
ダニー・グリーン、新緑のような爽やかさです。
私も行きました。開幕から3連敗とは情けないですね。先発はまずまずですので、問題は打線です。まだ始まったばかりと呑気なことを言っているうちにシーズンが終わります。
移転問題は市の対応の不味さにあります。バスケットボールのレバンガ北海道も北広島市を希望しているようです。札幌市には何も望めないのでしょう。
ケリーにクラーク、2大定番だけあり何度聴いてもゾクゾクします。ジュニア・マンスの生を聴かれたとは羨ましいです。札幌でもライブがあっただけに聴けなかったのは残念です。
広島といえばカープですが、北広島はファイターズということになるのでしょうか。詳しい事情はわかりませんが、札幌市がプロ球団の移転を慰留しない理由が理解できません。
ピアノということなので、３つめをどうするかですね。
Sonny Clark Trio (Blue Note)
Wynton Kelly / Kelly Blue (Riverside)
Kenny Barron / Green Chimneys (Criss Cross)
クラークとケリーの順番はどちらでもよいような気がします。クラークのこの演奏には大事な想い出があって愛着があるので、一番上にしてみました。1980年代の録音のケニー・バロンのこのアルバムは、傑出した演奏が多く、響きにも新しいものが入っていて、 Softly As In A Morning Sunriseもフレッシュに聴こえます。
今年のお花見は早く始まりそしてもう葉桜となりました･･一寸寂しい。
さてお題曲「Softly As In A Morning Sunrise」選んだ盤には全てあの方の正確無比のﾍﾞｰｽが刻まれてます！
＊Wynton Kelly / Kelly Blue (Riverside)
想い出想い入れも大きく聴き込んだ盤です。何方が聴いてもｼﾞｬｽﾞの良さが伝わるｱﾙﾊﾞﾑだと思います。
＊Sonny Clark Trio (Blue Note)
日本人の好きなｸﾗｰｸ！本場では人気薄ﾋﾟｱﾉ弾きの様ですが・・日本人であるｵﾔｼﾞ推薦！
＊Toshiko（Storyville）
フレッシュな’５６年の秋吉さん！そして彼女の才能を感じるｱﾙﾊﾞﾑだと思います。
次点
Junior Mance/Softly as in a Morning Sunrise（Enja）
ﾏﾝｽ節が聴けます！’９４年録音（この盤のﾍﾞｰｽ弾きはJ･ｳｯﾄﾞ）。
どう考えて見ても札幌圏に２ヵ所のﾄﾞｰﾑ球場は有り得ないと思うのはｵﾔｼﾞだけでしょうか？
それにしても翔平君の活躍が嬉しくも誇らしく思います！
ご無沙汰しております。
ホークスも今一ですが・・これからですから・・
それにしても大谷くん、いや、ショーヘーイ は凄いことになってますね、スポーツニュースが楽しみです。
1・2は決定でしょうね、好みや思い入れなどで入れ替わるのでしょうかね。
僕はクラークです、何故ってこのレコードで初めてこの曲を聴いて好きになったからです。
だから次がケリーです。
この2枚でいいのではないでしょうか。
次点： Ramsey Lewis/ An Hour With ～（ARGO）
7分を超える熱演ですので・・頑張ってます。
この曲のピアノと言うと”コンコルド”のジョン・ルイスのソロをどうしても聴きたくなります、2分50秒余りのソロは素晴らしいと思っております、番外ですいません。
日が長くなってきましたね。北海道は雪が降ったところもありますが、春を感じます。
北広島市は札幌の隣でして札幌駅からJR快速で18分のところです。千歳空港に近い場所です。今回の移転は札幌市の失態です。札幌市長はあちこちで叩かれていますが、知らん顔です。厚顔無恥とはあれでしょうね。
2大定番、どちらがお気に入りかという企画はかなり前の正月で立てましたが、割れたように思います。どちらが聴きたいかはその日の気分かも知れません。
そしてケニー・バロンがきましたね。80年代の録音という新鮮さがあります。バスター・ウィリアムスとベン・ライリーですので重量級のトリオですが、この曲は軽やかな響きです。ジャケット写真はイスラムのテロリストに見えます（笑）
そちらは葉桜ですか。こちらの楽しみはこれからです。
ケリー・ブルーはA面の並びがいいですね。CDはヘンテコな収録ですので、これは絶対レコードで聴くべきです。嗚呼ケリーっていいなぁ、と思ったのはこの朝日です。
次に、クラーク。後ろ髪を引かれると言われますが、まさにです。堪りません。
そして、我らがトシコさん。吸えないタバコなんか持っちゃって不良少女風に見せたかったのかな。ポール・チェンバースに負けない勢いがあります。それにしてもポールさん、ライブを入れると何回朝日を弾いたことか。
ジュニア・マンスのタイトルアルバムもありましたね。変わらぬスタイルに惹かれます。
札幌圏にドーム球場は一つで十分です。日本ハムが出ると月にサッカー数試合と音楽イベントが数日しかないでしょう。いずれ札幌ドームはお荷物になり解体されるかも知れません。
我がチームは今日も勝ちましたので、これからがスタートと思っております。早くホームの勝ち試合を見たいです。
大谷はみせてくれました。オープン戦は結果が出ませんでしたので散々言われましたが、本番で見せるのが本物です。目が離せません。
クラークにケリー、ワンツーは決定ですね。全国のジャズファンにアンケート調査したらどのような結果になるのでしょう。ほぼ同率のような気がします。
そしてラムゼイ・ルイスがありましたか。持っていませんが、何度か聴いたことがあります。ジイン・クラウドのイメージが強いですが、スタンダードの解釈は一流ピアニストのそれです。
何故か日本で人気のないジョン・ルイスですが、素晴らしいソロがいくつかあります。MJQの朝日が名演に数えられるのはルイスのソロが光っているからかも知れません。グランド・エンカウンターのラブ・ミーのイントロからビル・パーキンスが出てくるあたりは悶絶ものです。
『札幌市民』としての立場からは、今回の事にまったく何の責任も覚悟も背負えない市長のひ弱さに呆れてしまいます。ま、北海道育ちなんで甲子園て兵庫県なんだよなぁとアバウトな関西認識ですから北広島に決まった以上、オリンピックで地下鉄ができた様に交通網の発達を願います。
もう聞けば聞くほどクラークとケリーの記録は素晴らしく何も言う事がないんですが、 もっともらしいジャズピアノの歴史を無視して、こんなんがあるからジャズ楽しいな、とワンツー決まりのスリー内スリーを。
The One And Only / Herman Foster （Timeless）
これがあれば、これからの人生クラークとケリーのソフトリーが聞けなくなっても一向に構わないです。この胸のすく力業、趣味の良さとは無縁の飛翔っぷり。
Embers And Ashes / Shirley Horn （Stere-O-Craft）
この簡潔なダイナミクスは聞く耳を惹きつけてやみません。
BW / Billy Wallace （GIG）
正直ソフトリーで刻まれているのはマッコイでしてトレーンが出てきたら針をあげる私はあれを入れてしまいたかったのですが(笑)
昨年暮れに亡くなった彼も間違いなくジャズの歴史に存在したんだと悼む意味でベストにまぎれこませてみました。