昨夜は灯篭を流し、少しだけ花火を観て帰還。。。
話は変わって、先日の終戦記念日あたりだと思うのですが、たまたま観ていた番組で印象に残った言葉。
元、人間魚雷「回天」の乗組員で特攻前に終戦を向かえ生き延びた老人のひとこと。
今まで家族に対し、戦争経験を話すことが無かった老人がお孫さんの問いに答える。
「御国のため、天皇陛下のためと家族を残し死んでゆくこを、どう思ってたの?」
暫くの沈黙をおき、「家族のため、家族を守るためにわしは戦い死んでゆくつもりじゃった・・・」
重い「ひとこと」だと思います。
私を含め、ほとんどの戦争を知らない日本人は多分、「みな、御国のため天皇のため、
天皇陛下万歳と叫びながら死んでいった」と、勝手に思っていただけであったこと。
異常な戦時下においても有る意味、正常な判断をもって死を覚悟していたことが今更
驚きを覚えた「ひとこと」でもありました。
そして、もう一つ。。。たまに観るNHKの「NEWS WEB」での女性アナウンサーの気になる「ひとこと」
この時は確か「遺品散逸で進む戦争の風化」がテーマ。
日本兵の遺品がインターネットオークション等で売り買いされていることに沢山の視聴者からツイートで
意見をされているのですが、そのほとんどが否定的な意見。
まぁ、このことに関して私はそのほとんどの方とまったく違った意見を持つのですが、そんなことより。
画面に写し出されたオークションの遺品の中の「勲章」を観て、このキャスターが発した
「これはメダルですね」。。。のひとこと。
これこそが正に「戦争の風化」なのです。英語で言えば「メダル」かも知れませんが(本当は違いますが)
これを「メダル」と表現すること自体、間違っているのです。
戦争についてを語るとき、何故か今の若い世代の意見が幼稚に感じてしまう。
それは戦争経験者の次の世代でもある、私を含めた世代のせいでもあるのですが・・・。
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