慕わしかな Fanta

とある現場の掘削状況の確認に訪れる。

数十年間、地下で安らいでいた土も残土と化し処分される。

そんな残土の中から、恋しくもあり慕わし「愛しい」モノが土花吉を呼び寄せる。

そのままの状態で持ち帰り、泥ドロの長靴を洗うのとは少し違った優しさで
数十年の間、衣として羽織っていたものを丁寧に洗い落として上げる。

1970年代のファンタ青ラベル200ml瓶。

このリブ状の凹凸が、持った指に伝わる感触。

あの時代の風景が甦りますねぃ・・・。 

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