ネット上では安倍晋三記念小学校の話題はよく出ていたが、最近マスゴミでも流れ始めている。アベシは相変わらず「自分の知らぬ間に、名前を使われていた」などと、得意の嘘で答弁しているが、そんなことを信じるまともな国民はいないだろう。どうやら国の土地に、契約する前から建設の立て看板を建てていたそうだ。以下ネット上のブログより転載します。
安倍晋三記念小学校(瑞穂の國小學院)は国有地を勝手に使用していたらしい件
2017/02/18
やっとマスコミも取り上げ始めた昭恵の学校=瑞穂の國小學院について、まだまだ闇は深そうだ。
実質タダ問題以外にも、もっと根が深いことを発見した。
この問題をものすごく詳しくまとめているブログに、こんなことが書いてあった。
→ 森友学園(大阪市淀川区)と大阪・豊中の国有地 情報集約 (よどきかく)
2014年11月6日 建築計画の看板設置
実際に、写真をみても、最初の掲示日は 平成26年11月6日 と読める
(2016年6月撮影のグーグルマップだが、看板の下の方に掲載日が書いてある)
ちょっとまて、昭恵の学校が近畿財務局と定期借地契約を結ぶのは、半年以上後だ。
この時点では、まったくの他人の土地。国民みんなの土地だったのに、なんでこの極右学校の建築計画の看板が掲げられているんだ??
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この看板は、豊中市の条例で、看板を出してからこんな感じで2ヶ月くらい手続きがある
これが終わってから次は、開発申請をすることになる。
開発行為というのは、建築を目的として敷地の区画を変更したり、土を削ったり盛ったりすることなんだけど、普通は開発行為「等」と、テロ行為等と同じ「等」がついている。
実態は、「等」のほうがはるかに規制の範囲が広い。これもテロ行為等 と同じ。
なにが「等」かというと、敷地面積500平方メートル以上の敷地に建築物を建てる場合。
つまり、建物を建てる時に、敷地が500平方メートルを超えていたら、わずかな例外を除いてみな「開発行為等」 にひっかかる。
当然、8770平方メートルもある昭恵の学校=瑞穂の國小學院の建築についても、「豊中市土地利用の調整に関する条例」という条例がかかることになる。
ところが、先ほどまで私が仕事でバタバタしている間に、大変な情報がツイッターで流れてきた。
定年父さん @seniormiisuke
山岸飛鳥 絶対反戦&日本独立!への返信
@sensouhantai 3/18のブログ拝見しました。先日豊中市の開発審査課に確認したところ、土地の区画形質の変更は無しとの事で開発許可は不要とした様です。現地の状況がどうなのか分りませんが、神社の設置箇所でも50cmの盛土は無いのでしょうか?
Twitter Web Client
2017年02月18日(土) 10:20:33
この「不要」が、「開発等」の申請を意味しているのだとしたら、由々しき事態である。
豊中市が、自ら決めた条例を、自ら破ったことになる。何らかの圧力があったのかなかったのか。あるいは、当時は「安倍晋三記念小学校」という名前だったはずで、その名前に忖度したのか。
まあ、現段階ではどこまでを「不要」としたのかはわからないので、この件については疑惑はあるけれども判断保留。
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話を、契約も何もしていない国有地に、勝手に建築計画の看板を掲示していた問題に戻そう。
私は10数年前にあるお客さんに頼まれて、住宅の確認申請を出したところ、突然裁判所から呼び出しが来たことがある。
ビックリして飛んでいったら、実はその土地はその客の土地じゃなくて、持ち主が訴えたのである。確認申請の設計者が私だったので呼び出しがかかったわけ。事情を言ったら無罪放免になったけれども、あやうく被告になるところだった。
普通はそういうこと。
なのに、安倍晋三記念小学校は別格だ。堂々と国有地に勝手に建築の申請を出しても、お咎め無しどころか、破格の扱いを受けた挙げ句に、タダ同然でその土地をもらえるのだから。
では、なんで安倍晋三小学校は、そんな無理筋の手続きをやったのだろうか。
まず、普通の手続きを考えてみる。
通常の場合、看板を設置してから
中高層申請 2ヶ月
開発等許可 2ヶ月
と、すんなり行っても ここまでで4ヶ月はかかる。
で、ここからやっと建築確認申請になる。
小学校の教室の天井は、高さ3m以上と決まっているので、3階建てでも普通の3階よりも背が高くなる。そのため、構造計算の審査にすんごく時間がかかる。(適合性判定というやつ)
例の耐震偽装事件の影響で、こういうのが義務化されたのだ。
最近は少し早くなっているらしいが、それでもこの建物の規模と適合性判定があるので、確認申請も2ヶ月でおりたら万々歳であろう。
よって、普通の建築であれば、看板を設置してから確認申請がおりる=着工可能になるまで めちゃめちゃラッキーでも6ヶ月はかかることになる。
たいがいは、途中で図面を直したり、アーだコーダと協議が長引いたりして、2~3ヶ月はよけいにかかる。
次に、昭恵の学校の、当初のスケジュールを見てみよう。
2014年(H26)11月6日 看板設置
←3ヶ月
2015年(H27)2月10日 近畿財務局の審議会で定期借地にOK
←3ヶ月
2015年(H27)5月くらい 定期借地契約
←10ヶ月
2016年(平成28年) 4月開校の予定(当初)
普通の人間は、契約をしてから設計をして申請をして工事をする。
しかし、申請だけでも6ヶ月以上かかるのに、どうやって10ヶ月で設計&申請&工事をするつもりだったのか。
では、せめて審議会でOKになってからではどうか。3ヶ月のびる。
それでもとうてい無理。1750坪の工事は、7ヶ月では終わらない。
では、看板設置からではどうか。合計16ヶ月、これでなんとかギリギリの日程だ。
というわけで、むりやり開校日程にあわせるために、学校認可も土地の審議会もOKになっていない、もちろん借地契約なんて全然していない2014年11月6日から、申請手続きは始まっていたのである。
ここで問題になるのは、これを受理した豊中市だ。
純然たる国有地であることは、豊中市が知らないわけがない。
そんな土地への申請を、なんで受理したのか???
どんな裏の流れがあったのか???
裏と言えば、おっと、籠池総裁が大阪支部長を務める日本会議のブログに すごいものを発見
安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 「卒園後、子供たちが潰される」と小学校も運営へ
by 日本会議地方議員連盟 2015/01/09
新設する小学校は木造2階(一部3階)建て。敷地面積は約8700平方メートルで、教室にはそれぞれ6・6平方メートルの畳敷きのバルコニーを設ける。
(引用以上)
念のためスクショ
注目してほしいのは、日付だ。 2015年(H27)1月9日
まだ土地取得に関する審議会の1ヶ月も前だ。学校認可の答申も出ていない。でも、すでに、設計ができあがっていて、認可も土地取得も既定路線だったことがわかる。
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2014年11月には中高層申請がなされ、2015年(H27)1月9日には日本会議のブログでも自慢げに書いてあるのだから、この時期には設計ができあがっていたことは間違いない。しかし、設計はタダじゃない。建築費がおよそ15億円とすると、3%としても4千5百万円だ。
この段階では基本設計だけだとしても、1千万円は確実に使っている。
あるいは、設計事務所のキアラ建築研究機関が、後払いOKにしていたか。
しかし、設計をしていたであろう2014年(H26)の後半は、土地取得の目処も、学校認可の目処も、まったく立っていなかった。(学校認可の答申は2015.1.30)
こんな状態で、何千万もの先行投資をできるのか??
あるいは、後払いOKでただ働きできるのか??
よほど強力なコネクションで、「絶対に土地は手に入る」 「絶対に学校は認可される」という確信がなければ、1千万円の先行投資はできるものではない。
「土地が実質タダ」もたしかに大問題だけれども、土地も学校認可もまったく白紙の状態で1千万円も先行投資したことの、背景にあったコネクションこそが、この問題の核心だろうと思う。そのコネクションがあったからこそ、豊中市も 国有地への建築計画を受理したのだろう。 さらに、開発「等」の申請を免除してやった可能性もある。
これを暴くのは簡単ではないが、常識ではできないことを押し通すコネクションがあった、ということは間違いない。
籠池総裁が口を割るわけはないが、無理筋の申請を受理してしまった「豊中市都市計画推進部」からせめるのがよさそうだ。
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